2017.02.01

【インタビュー】おでんとお酒、アートも楽しめるカフェバー「TENTOTE」 大江さんインタビュー

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下北沢南口、ミスタードーナッツ横の道を入ったところにあるTENTOTEは一見すると普通のカフェ。でも実はおでん、お酒、雑貨、アートが一同に楽しめる隠れ家的カフェバーなんです。鍋パーティーなど、少人数からの貸切も行っているので下北沢でオシャレに女子会を開きたいかたにおすすめ!お店はペットもOKなのでお散歩帰りに立ち寄ってもいいですね。今回はフード担当の大江さんをインタビューさせていただきました。



▲「王さんの菜館」がある建物の3階にTENTOTEのお店があります。目印は黄色と緑のロゴマーク。







──本日はよろしくお願いします!まずは簡単に自己紹介をお願いします。

TENTOTEでフード担当をしている大江です。
出身は山形で、33才です。メキシコとキューバに行ったときに、シンプルな調理法で料理をしている現地の人に刺激を受けて、それを東京で表現しようと思い飲食の道に入りました。料理は一番説得力のある分野だと思います。美味しいか、美味しくないか、温かいか、冷たいか。食べたときにすぐにわかるんです。



──メキシコ、キューバの人はどんなお料理を?

メキシコで代表的なのはタコス、ケサディーヤ、ハラペーニョを使ったスープです。意外とパン食が多かったですね。キューバは塩だけで肉を煮たような、よりシンプルな感じでした。





──TENTOTEさんはカフェでありながら、おでんや芋煮などの日本食もメニューにありますよね。

僕は東北出身ですが、東北はあまりおでん文化がないんです。でも東京の友達は寒くなってくるとなぜか鍋の一部におでんを入れたりしていて、カフェでおでんを提供したら面白いかなと思いました。芋煮は僕の地元の郷土料理です。



──思いついた中で一番の自信作はどれですか?

ドレッシングですね。去年の10月に日比谷公園でイベントがあったのですが、出店するための商品を探っていて、急にポーンと浮かんだのがドレッシング。作ってみて、販売したら好評だったんです。自信作というか、ウケたというのがありました。イベントは障害者の人たちが作ってる野菜を使って料理をするというルールがあって、その中で玉ねぎを使った和風ドレッシングを作りました。






──東北から下北沢に出てきてどう感じました?

どこの街でもそうだと思いますが、深夜の営業がむずかしいのかなという印象を受けました。時代なのか、朝までやっている店がだんだん無くなってきていると思います。夕方から終電くらいまでのスパンでどうお店を演出していくか、下北沢のお店の人たちは切磋琢磨しながら考えているのではないでしょうか。



──大江さんご自身は、お店作りに対してどんなことを考えていらっしゃるんですか?

メニューも大事だと思いますが、街の特色をどうお店に持ち込めるかというのは、やっていくうえで一番大事だと考えています。下北沢よりも範囲が広くなってしまいますが、世田谷区で育てた野菜を売りにくる場所があって、それを使ったメニューをちょこちょこ出しています。地元に密着したお店にしていこうと考えたときに、おでんやサラダの一部に使う野菜を、地元の素材にしていこうと思いついたんです。今は少しずつ世田谷で育っているものを、アピールしていっている最中ですね。



──料理のコンセプトについておしえてください。

料理のコンセプトは「考えない」ことですね。ふとした瞬間にこういうものもいいなぁとか、思いついたものをスケッチしているのですが、そういうものを料理に変換したほうが「日常だけど非日常」に繋がっておもしろいと思います。例えばおでんの中に里芋を入れてみたらどうかとか、肉団子っぽいものを入れてみようかなとか。ちょっとずつ実験のようなことをしています。TENTOTEではお酒が飲めるので、おでんのダシをアレンジして、お酒に合う和風ポトフを作ったり。

レシピは散歩中とか、体を動かしているときにポーンと浮かぶことが多いですね。多動的なのかもしれませんが、1つのことをやっているときに、3つくらい浮かんでくる感じです。








──スケッチで絵を描くとおっしゃっていましたが、大江さんはもともと絵を描かれている方なんですか?

料理より長いですね。スケッチは習慣ではありませんが、絵よりも文字を書きます。キーワードに合わせて、こういうのも合うんじゃないかと発想を広げていきます。料理という感覚では捉えていないのかもしれません。どちらかというと工作物に近いですね。


──今後アーティスト活動も?

下北沢でもちょこちょこ活動しています。作品はTENTOTEでも購入できます。今はコラージュとドローイングをメインで店内に展示していますね。


──コラージュ作品のテーマは何かありますか?

何を表現しているかというと自分でもよくわかりません。あまりメッセージ性はないのかも。ぽっかり空いた脳みそにいろいろなものが合わさって広がっていったという感じですね。こういう形になるまでに2年かかりました。見た人に自由に連想してもらえたら面白いのかなと思います。展示作品は定期的に変えていきたいですね。それと並行してドローイングもちょこちょこやれたらなと。



──今後はどんなことを強化していきたいとお考えですか?

音響関係のグレードをあげて、遊べる空間にできたら楽しいかなと思います。あとはワークショップもやっていけたらなと思っています。ここだと人数が限られてしまうので、もう少し広い場所で子供たちや障害を持っている人たちとやっていきたいですね。
ワークショップの内容はまだ考えていませんが、絵だったりコラージュだったり、社会に向けたアピールをみんなでやれたらなと思います。下北沢は音楽だ、古着だとカテゴライズされている感じがするので、もう少しお祭り感のあるものをやりたいです。


──最後に今後の目標をお願いします。

いろんなひとにわかってもらうというのは大事ですが、せっかく東京にあるお店ですし、ターゲットを狭めていきたいですね。外国の人もいっぱいいるとは思いますが、もう少しアウトサイダーな人たちをターゲットにしていきたい。雑貨はそういう人たちが作っていますが、そういう人たちに向けた料理だったり、アートだったり、そういったアプローチの効果を楽しんでいきたいですね。


編集部から



オーナーである宮本さんご自身が買い付けた手づくりのあたたかみのある雑貨と、大江さんのオリジナリティあふれる創作料理が一同にたのしめるカフェバーTENTOTE。店名には「手で作られたもの、作った人が感じられるものを、お店が点となって多くの方につながってほしい」との意味が込められています。心をこめてつくられた雑貨を見て人が笑顔になったり、世田谷で育った野菜をつかったメニューを食べてしあわせな気持ちになったり。店名通り、手づくりのものと人がつながれる場所でした。最近おでんのテイクアウトがはじまったそうですので、寒い日には是非お店に寄って、ほかほかのおでんをお家でも楽しんでくださいね。




  • TENTOTE


  • 住所東京都世田谷区北沢2-17-10 第2滝本ビル301
  • 最寄り駅京王電鉄・小田急電鉄「下北沢」駅 南口から徒歩3分
  • TEL03-6751-3832
  • 営業時間13:00~24:00(※イベントによって変動あり)
  • 定休日不定休
  • URLhttps://tentote.jimdo.com/
  • 大江さんtumbler http://sleepsundaysalon.tumblr.com/





ライター

ローカルデータ編集部

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