2017.02.22

【インタビュー】アンティーク家具と癒しのカフェ「つゆ艸」露崎由美さんインタビュー

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下北沢の南口、ピュアロードにある「つゆ艸(つゆくさ)」は、昭和12年からこの地にある骨董屋「露崎商店」を建て直してオープンしたカフェ。オーナーの露崎茂夫さんと由美さんがご夫婦で経営されています。店内には茂夫さんが歩いて集めたというアンティーク家具が配され、大人向けの落ち着いた雰囲気の中、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

「今までは古い物にこだわってやっていましたが、最近は色やデザインが面白い物を集めています。時代で言うと明治から昭和初期のものが多いですね。でもあまりやりすぎると何屋だかわからなくなっちゃう。メインはカフェにしたいんです。」と語る茂夫さん。古き良き日本の伝統に触れながら、おいしいコーヒーやハーブティーをいただけるなんて、レトロカフェ巡りが好きな方にはたまりませんね!

今回のインタビューでは、ハーブやアロマに詳しい由美さんにお話をしていただきました。













──10年前まで露崎商店という骨董屋さんだったそうですね。どうして新しく建て直してカフェを始めたんですか?

築年数が90年近くになると痛みが激しくて、地震が来ると危ないということで建て直しをしました。本当は前のままがよかったんですけどね。以前から骨董屋をやりながら居酒屋をやったり、カフェをやったりしていて。近所の人とも繋がっていたいし、建て直した後もまたお店をやろうってなったんです。

カフェと並行して骨董屋をやり始めたのは去年の12月からなんですよ。売れる売れないは別として、少し置いてあった方が楽しいかなと思って。振り子時計の音とか、ダイヤル式の電話とか、子どもたちにとっては真新しいみたいで興味津々です。

もともとハーブが好きで、屋上で育てていたことと、日本メディカルハーブ協会の「ハーバルセラピスト」という資格を持っていたこともあって、最近はハーブティーもお出ししています。アロマのワークショップもやっているんですよ。



アロマを生活に取り入れてみたら、眠れるようになった



──屋上で育てているなんて素敵ですね!由美さんがハーブを始めようと思ったきっかけは何かあったんですか?

お店を建て直しているとき眠れない時期があって、薬を使わないで治す方法を探していたんです。もともと興味があったアロマテラピーのお店に行ってみたら、アロマを勉強している人がたくさんいて。建て直し中で時間もあるし、私も資格を取ってみようと思いました。それでアロマを学んで、実践してみたら眠れるようになったんです。アロマはハーブからできるので、勉強していくうちにだんだんとハーブにも興味が出てきました。









──アロマにはそんな効果があるんですね。アロマ未経験の人は、どんな風に生活に取り入れたらいいのでしょうか。

市販のアロマオイルを使ってアロマスプレーを作るといいですよ。1本持っていると、とても役に立ちます。アロマオイルは油だから水には溶けませんが、アルコールには溶けるので、エタノールやウォッカをボトルに入れて混ぜてください。アルコールが駄目な人はグリセリンがいいかな。

ティッシュに吹きかけて、香りをかぐと眠れるようになりますし、空気を清浄してくれるから、お部屋にまくと風邪の予防にもなります。花粉症のマスクにつけてもいいですよ。香りのおかげで気分がよくなります。ハーブとアロマはね、エタノールが含まれているから消毒にもなります。殺菌作用が強いから、外出時に手が洗えないとき、カバンに入れてあると便利です。賞味期限が切れたら、お掃除にも使えます。私もキッチンで使っていますが、市販の洗剤よりも汚れが落ちるんです。



人為的なものに頼らず、自然のものでハッピーになれたらいい



──市販の洗剤ではなく、そういった自然由来のものでお掃除をされているんですね。

洗剤はあまり使わず、シンプルに石鹸だけを使います。油は油でしか落とせないんだとわかると、生活がすごくシンプルになりますね。アロマをはじめて、だんだんとわかってきたかな。できるだけ自然のものを使えたらと思います。私たちの作る石鹸は余計な油を落とさずに汚れを落とすので、アトピーやアレルギーのある人にもいいですよ。

アロマの学校やお店に行くと、自然のものを育てている人や、環境に優しいものに関心を持っている人がたくさんいるんですよ。薬膳(やくぜん)を勉強する人も増えていますよね。病院に行くよりも自然に治していった方がいいんじゃないかな。薬を使っていると、だんだん効かなくなってきますよね。そうすると戦う力がなくなって、どんどん弱い体になってしまう。だから私は病院にはあまり行きません。ハーブやアロマをやり始めてから体調がいいんですよ。そういったことをワークショップを通して皆さんに広めて行きたいです。









──つゆ艸さんではお客さんの体調を聞いて、症状にあったハーブティーを入れてくださるとか。

頭が痛いとか、調子が悪いとか、本人にお聞きしてお出ししています。ハーブには相乗効果があるんですよ。例えば、咳が出る場合は、喉の粘膜を保護してくれるウスベニアオイと、ビタミンCが豊富に含まれているローズヒップを混ぜたりします。風邪の引きはじめや花粉症にはエルダーフラワーがオススメです。ヨーロッパではインフルエンザの特効薬だと言われているんですよ。

ハーブは1日3回、飲み続けると効果があると言われています。ただね、同じものを長く飲んでいるとあまり効果はみられません。3ヶ月ごとに変えていった方がいいんですよ。



──ハーブティーをお家でおいしく飲むためにはどんな淹れ方をしたらいいのでしょう。

ハーブを潰してから入れると、エキスが出やすくなりますよ。消毒をかねて熱湯を入れ、4、5分置いたらできあがり。アルコールに漬けてエキスを凝縮したハーブを、お水に少し入れて飲む方法もあります。私は2、3週間ウォッカに漬け込んで、それを小さじ1杯お水に入れてグッと飲みます。そうすると風邪の治りが早いんです。

ハーブは暑い時にしか育たないから、冬の間はお休み時間なんです。寒い時は一見枯れているように見えますが、根っこは生きていて暖かくなると芽が出てくるんですよ。夏になったら収穫して乾かします。ハーブは何も言わないで、暑さ寒さを耐えていてえらいなぁって思います。











「人との出会いや触れ合いが楽しいです。お年寄りも若い人も来るけど、お年寄りはいろいろな経験を話してくれるし、若い人全然違う世界を教えてくれる。」と由美さん。取材中のちょっとした雑談にも、うんうんと聞いて暖かい言葉をかけてくれ、その優しさのファンになってしまいました。

穏やかなご夫婦、柔らかな光の差し込む店内、落ち着いた音楽、いい香りのハーブティー。都内にこんな場所があったのか、と思うくらい究極の癒しがここにはあります。グループはもちろん、ひとりで入るのもオススメのカフェですよ。





  • つゆ艸


  • 住所東京都世田谷区代沢 5-32-13 露崎商店ビル1F
  • 最寄り駅京王電鉄・小田急電鉄「下北沢」駅 南口から徒歩5分
  • TEL03-6805-5383
  • 営業時間13:00~18:00
  • 定休日不定休
  • URLhttp://tsuyukusa5.exblog.jp/







ライター

ローカルデータ編集部

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