2017.04.25

【インタビュー】流行の半歩先を行く古着屋「HYU-MEN(ヒューメン)下北沢店」、佐藤京太さんインタビュー

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「HYU-MEN(ヒューメン)」は、高円寺に3店舗、祐天寺と下北沢に1店舗を展開する古着屋さん。それぞれ異なるテイストのアイテムを扱っているそうで、下北沢店は流行の半歩先をいくものを集めているんだとか。そんな下北沢店を運営している店長の佐藤京太さんも、流行のちょっと先を行く独特なファッションセンスを持っています!さっそくインタビューさせていただきました!






流行ってるものの半歩先を行くアイテム達


──佐藤さんはHYU-MENさんで働かれてどのくらいなんですか?

原宿の時から店頭に立っていて、まだ3年経ってないくらいですね。



──下北沢店ではどんなアイテムを?

基本的に「いいもの」を扱っています。下北は安い古着屋さんが多いと思うんですよ。僕もそこで買ったりすることもあるんですけど、状態に関してはピンからキリまでと言うか。うちはそういうものはなく、なるべくキレイで、長く使えるような古着を選んでいます。これがまずひとつ。

もうひとつは、なるべく今っぽいもので、流行ってるものの半歩先を行くアイテムを取り入れるように心がけてますね。移り変わっていくファッションシーンをちょっとだけ先取るという感じです。



──流行りのちょっと先っていうと?

これは僕の考えなんですけど、「そろそろこんなものが着たいな」とか、「こういう色がいいな」という感覚って、服好きの人の間で共通しているんですよね。それで後々そういう雰囲気のブランドが出てきたりとかもして。だからなんとなく最近気になるなっていう感覚を大事にしています。



──なるほど!最近は何が気になってます?

最近だと色物とか。蛍光、オレンジ、黄色、ピンクもですね。



──HYU-MENさんはメンズアイテムを取り扱ってますよね。女の子が買われていくこともあるんですか?

結構買われて行かれますよ。大きいものが好きな方とか。僕自身も今日着てるんですけど、もともとメンズでも大きいサイズのものが置いてあるんですよ。そういうのが好きなお客さんは、女性の方も結構多いんで。あとはデザインが良ければ、メンズ・レディース関係なく入れてるので、女性が着れるものも結構あります。もっと増えてくれるといいんですけどね。



──やっぱりメンズ向けっていう意識が定着してるのかな。

そうですね。入ってきて「ああ、メンズかぁ。帰るか。」みたいな(笑)


 





いい意味で「下北っぽくない」と言われるお店


──全部で5店舗ありますが、下北沢店ならではの特徴は?

店舗ごとに内装も商品も、ガラッと違うんですよ。キレイなアメリカの古着だったり、シティーボーイ向けの都会的なものだったり、ベージュとかのアースカラーでまとめてたり。うちはその中でも、ものを選ばないというか。無差別にアイテムが集まってますね。お客さんから「下北っぽくないですね」って言われます。もともと原宿にあった店なんで、下北のお客さんは新鮮に感じてくれてるのかもしれない。



──原宿のときに比べて、下北沢でお店を出してどう感じました?

下北の方が、お客さんが落ち着いてる感じがしますね。原宿だと派手な感じの方が多かったんですけど。イケイケでワイワイガチャガチャしてる感じじゃなくて、比較的落ち着いてます。やりやすいですね。



──2階でやってると、入ってくるお客様も限られるんじゃないですか?

そうですね。マンションの2階なので敷居は高いと思います。しかも入ってきてまず目に入るのが僕なんで、結構「うわっ」てなるとは思うんですけど(笑)でも勇気出して入ってきて欲しいですね。



──おヒゲのパンチが強いですもんね(笑)客層はどんな感じですか?

大学生の男の子がメインですね。僕が25歳なんですけど、同じくらいの歳の社会人とか。でも30代もいらっしゃいますし、最高齢は80歳です。



──80歳の方も買いに来るんですか!

近所の方なんです。外に飾ってる洋服を見て、「これのこういう色はないか」という感じでいらっしゃいます。だいたいのイメージを言ってもらって、僕が選んで。気に入ってもらえて買って行かれるときもありますね。



──おじいちゃんと孫の触れ合いって感じでほほえましいです!お客さんにはよく提案を?

そうですね、せっかくなので。僕はすごいオシャレってわけじゃないんですけど。知らないことがあったら、こういうのもあるんだよっていうのを教えてあげられたらいいかなって。



──おじいちゃんの他にも地域の方とのやりとりが?

近所のお店とは関わる機会が多いですね。近くのポタジェロネのお姉さんとか、ON THE WAYのお兄さんとも仲が良かったりして。下北沢の人と飲みに行ったりもちょいちょいあります。

お昼は山角さんにしょっちゅう行ってます。あと、マジックスパイスさん。スープカレーが美味しいんですよ。近くの丸亀製麺で済ましちゃうこともあるんですけどね。近いし、早いし(笑)







学生の頃から好きだった古着


──前から古着に興味が?

そうですね。10代前半の頃から古着が好きで。ずっと古着しか買ってこなかったんですよ。



──目覚めたきっかけは何かありました?

値段が安かったというのが大いにあるんですけど、1点1点違うじゃないですか。人と被るのが嫌で、被らないようにって選んでたら古着になった感じですね。


──お店を運営しててどんなことに楽しさを感じます?

単純にお客さんと関わってる時が楽しいなって思います。「こないだの服がめっちゃ良かった」とか、「めっちゃ評判でした」とか。そうやって楽しんでくれてるのは、見ててやりがいがあるなぁと感じます。洋服の話もそうですけど、就職先が決まったとか、彼女ができたとか。そういう話をしてる時が楽しいですね。



──佐藤さんに会いに来てくれてる感じですか?

たまに、ちょいちょい顔を出してくれるお客さんもいますね。近所の方もいますし、1年ぶりに来てくれる地方の方も。「前に来て良かったんで、またここに買いに来た」って言ってもらえるとすごい嬉しい。



──佐藤さんのファッションを見て、刺激を受けてる人もいそうですね!

「そうすね」とはちょっと恥ずかしくて言えないんですけど(笑)趣味の合う人はいると思います。僕は自分の好きなものをお客さんに勧めることが多いんですよ。さりげなく、「こういうの、どう?」って好きなもの勧めるんで、いつの間にか似たような格好してる感じはあるかもしれない(笑)

若い頃って古着屋の店員さんは憧れの存在だったので、その立場になれてるかどうかわからないんですけど、そうなれてたら嬉しいなって思います。


洋服は気分をあげてくれるもの


──今日もめちゃくちゃオシャレですけど、コーディネートするときに気をつけていることって何ですか?

全部真っ黒もかっこいいんですけど、1個色が入ってると映えてくるんで。最近はそういうところを気にしてます。でもあんまり決めてないんですよ。適当に鏡の前に立って、違うなーって思ってやり直したり。大きいものが好きなんで、合わせとかあんまりない(笑)だから、細かいこだわりはないです。



──佐藤さんにとってファッションとはどんなもの?

「今日はこういう感じで行きたいな」っていうときに、それっぽい服を着るとすごくそういう気分になれるんですよ。気分に合わせて、元気を出したいときは元気が出るような服を、かっこよくしたいときはかっこいい服を着て。気分がのらないなときも、気分をあげてくれるというか。そういうのがいいところなのかなって思います。



──確かに!ちょっと上品な服を着ると、仕草まで上品になったりしますもんね。・・・ずっと気になってたんですけど、おヒゲついて聞いてもいいですか?(笑)

あ、全然いいですよ(笑)



──どうしてそういう形のおヒゲに?

僕が行ってる美容室のお兄さんがこれをやってたんですよ。それで、「やってみれば?」って話になって。もともと普通にヒゲが生えてたんですけど、伸ばし始めて生後1年半くらいです。

このヒゲって印象深いじゃないですか。お客さんに覚えてもらえるんですよね、ヒゲのお兄さんとして。あとは僕、メガネを取って、ヒゲを剃ると、シンプルな顔つきをしてて面白くないんですよ。だから面白味として取り入れてるというのもあります(笑)


──スタイリングはどうやって?

顔洗って寝た状態でドライヤーするんですよ。形を整えてワックスでちょいちょいっとやって。ガチガチに硬めてあるんで、強風でも全然平気。



──かなりインパクトありますよね~!

ちょっとガラが悪くなってきたんですけど、実際ちょっと話をしてもらえればそんなことないってわかると思うんで。僕と目が合って「ヤバイ、変なとこ入ってきちゃったな」って感じで、話さないで帰って行く人が多いんですけど(笑)ちょっとだけ我慢して話してくれれば。フレンドリーにします!


──ちなみにお休みの日って普段、何やってるんですか?

最近ゲームを買いました。ポケモンとかモンハンとか、結構ゲームやるんですよ。あとは運動もするので、ボルタリングやってきて。楽しかったんですけど、3日間くらい筋肉痛が取れなくて(笑)



──へぇ!ボルタリングは下北沢で?

笹塚にあるんですよ。めちゃくちゃ安くて。初回限定だと1時間500円なんですよ。


──安っ!

それでついやってきたという。他の所だったら2、3千円とか普通にするんで。

あとは最近音楽を始めました。同僚と普通にバンドをやろうかって話をしてて、僕はドラムなんですけど。ほぼ素人だったんですけど、楽しいなって思って。昔和太鼓やってたんですよ。


お客さんにとって居心地のいい場所でありたい


──貴重なお話しありがとうございました!最後に、下北沢にとってHYU-MENさんはどんな場所でありたいか、一言お願いします。

第一にお客さんにとって居心地のいい場所でありたいという想いがあって。人がたくさん入ってくるような大きい場所でもないんで、肩肘張らずに、お客さんにゆっくりしてもらえるようなお店になっていけたらいいですね。日当たりのいい場所で、窓を開ければ風が入って気持ちいいんですよ。そんな中で世間話でも洋服の話でも、ダラッと話ができて、楽しく服を選んで、楽しく帰っていってくれればと僕は思いますね。





インタビューを終えて


個性的なヒゲと色付きサングラスというパンチある見た目とは裏腹に、お茶目でちょっぴりシャイな佐藤さん。話し方も穏やかで、ギャップが素敵でした!洋服に関わらず、お客さんといろんな話することが楽しいそう。お店に遊びに来た際は、洋服を見るだけじゃなく、思い切って佐藤さんとの会話を楽しんでみてもいいかもしれませんね。







ライター

ローカルデータ編集部

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