2017.06.18

【インタビュー】下北沢に新しい雑貨屋さんが仲間入り!HUB BUB 石渡彩さん、鈴木穂海さんインタビュー

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6月7日(大安)、下北沢に新しい雑貨屋さん「HUB BUB(ハブバブ)」がオープンしました。石渡彩さんと鈴木穂海さんが共同で運営されています。学生時代から友人だというお2人は、いつ遊びに行っても楽しげ。お店に行くたびに元気をもらえます!

今回は長年の間ブレずに志してきた「自分たちの雑貨屋さんを開きたい」という夢を叶えたお2人に密着。これまでの道のり、オープンして1週間が経って感じたこと、これからやっていきたいことなどをお聞きしました!



▲オープン前日にお邪魔させてもらったところ。



▲周りに住まわれている方や先輩オーナーさんから声をかけてもらって嬉しいという2人。(左:鈴木さん、右:石渡さん。)



▲準備中も楽しげ!明日オープンだけど大丈夫かな?



▲オープン後の様子。ポップでカラフルな雑貨屋さんに仕上がっていました!


お店のコンセプトは「ごちゃまぜ」感


──オープンおめでとうございます!

石渡・鈴木:ありがとうございます!


──まずはお店のコンセプトを説明していただこうと思うんですけれども。

石渡:このお店の名前がHUB BUBって言うんですけど、ごちゃまぜみたいな感じのコンセプトで。


──何語なんですか?造語?

石渡:いや、英語の辞書を開いて、出たところをバーッて。
鈴木:はい、ストップ!って(笑)


──よくやるやつですね(笑)

鈴木:そうやって、なんか良さそうなのを。
石渡:私たちのコンセプトに合ってるかなっていうのが、たまたまあって。
もともと好きなものが多くて、1つのお店に全部詰め込めたらいいなっていうのはザックリあったんですけど。キャッチーな名前がわからなくて、辞書を開いてハイってやったところに「ごちゃまぜ」ってあって、「あ、これだ!」みたいに(笑)
鈴木:それが10年くらい前かな。


雑貨屋を開くことは学生時代からの夢だった


──あ、では構想は10年前から?

鈴木:もともと、自分たちで作ったものをデザインフェスタとかに出品したいねって。そこでもしお客さんがついてくれれば、お店開くときに来てくださるかもしれない、という話をはじめにしていて。


──最初から2人で活動されていたんですか?

石渡:はい。もともと専門学校で出会ったんですけど。


──何の専門学校だったんですか?

石渡:デザインの専門学校です。
鈴木:その当時、ごちゃごちゃした感じの雑貨店が流行っていた全盛期で。そういうところで働きたいとか、お店をやりたいという子が集まってくるような学科で。1点ものや、手仕事で作る学科だったんですけど。
石渡:美容もあったりしたんですけど、そのなかで新しくできたコースで出会って、将来お店が欲しいんだよねっていう話をしたら、「私も」みたいになって。ぼんやりと話をしていたんですけど、だんだんと作るのが楽しいから一緒に作ろうってなって。名前決めなきゃとかなっていくうちに、じゃあ一緒にお店を開いていこうって流れに。


──それぞれ別々で一旦は他に勤めたりとかしたんですか?

石渡:雑貨屋を自分で開きたかったし、インテリア雑貨屋さんにアルバイトで入って働いてノウハウを知りたいって思って。
鈴木:インテリア雑貨のGEORGE'Sさんに、学校卒業してバイトで働き始めたんですけど、結局生活ができなくなってしまって、1年くらいで辞めてしまって。


──キツイですからね、雑貨屋って。

石渡:私が入った会社はいろいろエスニックのお店とか、キャラクター、アメリカコミックみたいなガチャガチャした感じのお店とか、何店舗かあって。そこで店長も務めさせていただいて、いろいろ勉強させてもらっていました。でもやっぱりお金が必要だと。アルバイトのお給料なんて雀の涙なので。

作品を作る時間も欲しいので、この機会に自分の中で区切りをつけて、オフィスワークの仕事に移動して。2人でお金を貯めながら、デザインフェスタとか、ずっと行ってる美容院に商品を置かせてもらったりとかして。そういうことを積み重ねて。


──いよいよ満を持して。

石渡:そうなんです。やっと33歳で、かな。
鈴木:ようやく出せたんですよね。


──33!若く見えますね。20代かと思ってた。

石渡・鈴木:いやいやいや(笑)


──学校卒業してすぐなのかと思ってた(笑)言われません?

鈴木:いや、ヘラヘラしてるので(笑)ちゃんとしてない感じでは、ね。
石渡:ね(笑)
鈴木:いろいろ言われることが多いんですけど、歳を知ると「え、あ、じゃあ大丈夫か」みたいな(笑)
石渡:意外と(歳いってるんだ)、みたいな。


──あはは!(笑)2人でモノを作ってきてて、テイストってそれぞれ違ったりするんですか?共同で1つのものを作ってるわけじゃないですよね?

鈴木:あ、でもほぼ2人(共同)で。このレジン(樹脂)のアクセサリーとか。
石渡:作業的には2人でやってるけど、中に入れるものとかは各々が選んで。ちょうどそのごちゃまぜっていうコンセプトにも合ってるし、多少テイストが違っていても、それも面白いよねって感じで。
どっちかっていうと、私の方がエスニックとかアメコミの方にいたので、ポップな感じが好きだったんですけど、歳を取るにつれていろんなものを見ていろんなものが好きになって、広がったりとか。



▲共同で作っているというアクセサリー。2人の好みが反映されているから様々なテイストのものがあります。


──いろいろ見ていると変わりますよね。

石渡:ちょうど好きなものが被っているところが多い。彼女(鈴木さん)が作るものも好きだし。それでもやっぱりできたものを見ると、自分が作ったやつって皆わかりますね(笑)


──例えばお店にあるもので、それを紹介してもらえれば。

鈴木:ちょっと女子っぽい感じの方が好きで、このへんは。


──鈴木さんは女子寄り。

鈴木:キラキラしたものとかが好きで。でも似合うとか似合わないとかはありますけど、彼女(石渡さん)の作るものも見て可愛いなと思うし。




▲女子らしいエレガントなテイストが得意な鈴木さんの作品。若い女子から大人の女性まで幅広く身につけられそう!


▲作者の鈴木さん。


──鈴木さんの作品と石渡さんの作品と、2人共同のものも教えてもらえれば。

石渡:私は革とかもやってるんですけど、まだ商品にできてなくて(笑)ちょっと時間ができてから作ろうみたいになってるやつが家にあって。バッグとかも、まだ放置してあったり。


──石渡さんは色が得意なの?ポップな組み合わせとか。

石渡:そうですね。石とか入れたりとか。



▲ポップな色の組み合わせが得意な石渡さんの作品。身につけるとパワーをもらえそう!


▲作者の石渡さん。


──1番2人が得意な物づくりってアクセサリーだったりするんですか?

鈴木:アクセサリーしか作ってきてないですね、もっと増やしていきたいんですけど。今度その革のバッグとか。やりたいものがひとつに絞れなくて。例えば他の雑貨屋さんとか洋服屋さんとかを見ていて「これ可愛いね」っていうのがあると、できるかもしれないって作ったりしてたんですけど、レジンアクセサリーが一番長く続いてますね。


──一番得意で売れ筋みたいなものもレジンだったり?

鈴木:そうですね。可愛いって言っていただけることも多くて。


──実際どうですか?オープンして1週間経ちましたけど。

鈴木:入口手前側に置いてあるんですけど、カラフルなタイで仕入れてきた、ポーチとかピアスとか、ハンドメイドのものは手に取って購入してくださる方が多くて。
石渡:直接行って買い付けたものとか、作ったものが売れるとやっぱり嬉しい。



▲タイで買い付けてきたアクセサリーや雑貨。独特のカラーリングが目を引きます。


──それはそうですよね。ところで、下北を選んだ理由って?

石渡:雑貨屋が流行ってる時に、好きな雑貨屋さんが下北沢にいっぱいあって。遊びによく来たりとかしてて、いつかここで出せたらいいよねって、若い頃話していて。ずっと気になっていたスポットというか。多少変わってしまったんですけど。


──どこらへんに行っていたんですか?まだそのお店とかあります?

鈴木:もうなくなっちゃったんですけど。しかもお店の名前を忘れちゃったんですけど。


──通ってた割には…(笑)

鈴木:あはは(笑)あと古着も好きだったので、古着屋さん行ったりとか。


──下北以外には出すことってあんまり考えてなかったんですか?

石渡:一応検討はしてました。路面店がよかったんですよ、どうしても。今駅ビルで終わっちゃうみたいなところが多いじゃないですか。そうじゃなくて、小さいお店が路面でいっぱいあるところに出したいっていうのがずっとあって。古着屋さんや雑貨屋さんがある高円寺、吉祥寺も見に行ったんですけど、やっぱり下北沢がいいかなぁって。なんとなく土地の感じもわかっていたというのもあって…実際わかってなかったんですけど(笑)
鈴木:来てみてね(笑)


──物件ってすぐ見つかったんですか?

鈴木:真剣に探し始めたのが、割と最近の年明けからだったので。前の仕事のタイミングもあって、見つかっても困っちゃうからっていうのがあって。
石渡:タイミングが難しかったんですけど、1ヶ月も経たないで見つかって。
鈴木:不動産屋さんも二軒目くらい。今の状態でどうにか開けそうなところっていうので探したら、ちょうど自分たちが背伸びをせずにできそうなここを見つけて。広さも、手がちゃんとかけられるスペースで。路面店だし、いいねっ、決めちゃおうって。取引をするのでも、なんでも場所が決まらないと進まないっていう話が結構多くて。お店を決めてからは、わぁっと怒涛の。
石渡:自分たちの引越しもあったので。


──その為に引っ越しもしたんですか?

石渡:そうですね。一緒に作業ができるように、最初の1、2年は一緒に住んで準備ができるようにしようっていって、2人で住めるところを。


──今シェアしてるんですか?

石渡・鈴木:そうです。




──お店でも一緒で、帰っても一緒で。どんな感じですか?

石渡:まだ始めたばっかりなんで、今のところ変わらず。
鈴木:寝に帰るくらいなので今のところは。


──ギスギスもせず(笑)?

石渡:無言の時間はありますけど(笑)


──でもその無言の状態でお互いが楽って一番いいですよね。

鈴木:部屋は一応別れてはいるから。


──絶対そうしないと(笑)無理無理!

鈴木:おやすみって言ってからは自分の時間っていうのもあるし。これからは少しずつお店の流れとかが見えてきたら、自分たちのプライベートの時間とか、仕事の時間とかスケジュールを組んでいきたいなって。


──そのスケジュール、営業時間はどういう感じなんですか?

鈴木:11時から、夜の9時まで開けていて。ご近所のSOPO KEITTIOさんが寄ってくれて、話しかけていただいて。「はじめは長く開けて、認知してもらえるようにしてました」っていうお話を聞いたので、最初は長めに開けていようかなって。


お店を出してから、ぶつかった壁


──早速の、何か壁みたいなものにはぶつかりました?

石渡:客層というか、お客さんの流れもなんですけど掴みづらいというか。平日とお休みとで全然違うし。ここはご近所の方がすごい仲がよくて、結構通って行く方は年配の方が多かったり。また日によってすごい若い学生の方が多かったりとか。だから、売るものもどこに設定していいかとか。女性の若い子向けで作ってはいるんですけど。


──自分たちが思っていたよりは、ちょっと上な感じですか?どういった方が入ってきてくれてるんですか?


石渡:海外の方と。あとご近所の方がどんな感じか覗きに来てくれたり、あとは若い方もいますけど、ほぼ女性ですね。あとは友達とか(笑)


──自分のね(笑)お店って蓋を開けて初めてわかることもあるじゃないですか。自分たちが思い描いていたものとのギャップももちろんあるだろうし。それを踏まえたうえで今後の展望とか、やりたいことってなんかあるんですか?

鈴木:自分たちで作ったものはやっぱりもうちょっと多く取り扱いたいっていうのもありますし。
石渡:革もそうなんですけど。レジンでキーホルダーだったりと、レジンの中でも違うアイテムを増やそうかっていう。男女どっちでも使えてとか、プレゼントもしやすいものを増やしたいねっていう話はしていて。あとは、タイで買い付けたものとかも、1個なくなるとスカスカになっちゃって(笑)またお金が貯まったらどこかに買い付けにも行きたいっていうのも。


──買い付けも1つのオリジナルですからね。

鈴木:そうですね。探し出すのがすごい楽しかったので。
石渡:違う文化のものが好きで、刺繍とか、タイルとか。そういうのも今後取り入れていけたら。余裕ができたらですけど。


──特にカテゴリーにはこだわらず、お2人の感性がミックスされたもので、進んでいくっていう感じですかね?


鈴木:そうですね。それをうまく組み合わせていけたらなとは思うんですけど、やっぱり見せ方とかがなかなか難しくて。もうちょっと勉強しないとなって思います。手に持ったら可愛いのに、置いてみたらちょっとって思ったり。そういうのをね、並べながら話していたり。
石渡:難しいねっていう。もう少し勉強しつつも。いろんなお店を見に行ったりとか。ご縁があってお話を聞ける方もいっぱいいるし、周りを見たりとかして少しずつでもよくしていけたらなって。


──こういう人に来て欲しいっていうのはありますか?

石渡:特にこういう人っていうのはないですけど、フラッと立ち寄っても、必ず欲しいって思えるようなものが見つかるようなお店にしたいねっていうのをずっと話していて。自分で使わなくても誰かにあげたくなるとか。そういう感じのお店にできたらいいよねって。


──これからですね。

鈴木:はい。リピーターさんとかも、また来てくれる人が多くなればいいなとは思ってますね。


──まだ始まったばっかりですしね!…(それにしてもさっきから)トラックすっごいね!(笑)外の音が終始…。

鈴木:ビニールカーテンをシャッとやれば多少違うんですけど、閉めますか?




──いや、もう遅いです(笑)もう終盤です(笑)

石渡・鈴木:あははは!(笑)
鈴木:最近常に開けっ放しだったので忘れてました、ビニールカーテンの存在を。


──はい。ホントに終盤ですから(笑)ありがとうございました!


インタビューを終えて


雰囲気や笑顔がとてもよく似た印象を与えてくれるお2人。どちらがお店に立っていても共通した空気感が流れるんだろうな、と思いました。実は今回、偶然通りかかってオープン前の現場をキャッチ。その場でアポイントをとる突撃体制にも快く応えてくれました。そんな人柄の良さもお店のポイントとなるのではないでしょうか!


インタビュー・構成:ミズカ、写真:もんとみ









ライター

ローカルデータ編集部

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