2017.07.07

【インタビュー】くだらなすぎて逆にハマる人が続出!youtuber長谷川ぱせりインタビュー

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今、水面下でマグマ沸騰中のyoutuber
「長谷川ぱせり」さんをご存知でしょうか?



聞いたことないなぁ、という方。まずは、こちらの動画をご覧下さい。



…いかがでしたでしょうか。
独特のゆるさとぶっ飛んだネタ…くだらなすぎて逆にハマる人が続出!ローカルデータ編集部(の一部)でも大注目されています。



普段どうやって動画を作っているのか!?さらに編集部の悪ノリが加わって、あえてyoutuberらしさに挑戦!メントスコーラの撮影現場を取材させていただいたのがコチラ。


「今晩の長谷川ぱせり」ができるまで:メントスコーラver.



▲動画撮影の為にカメラの調整をするぱせりさん。部屋の中は楽器と動画用の機材でいっぱい。



▲準備が整ったようです。下にはこれから起こると予想される大惨事用に万全の(?)対策が。頼んでもいないのに、はりきってなのかスーツ着用のぱせりさん。



▲大噴射を期待して、コーラ2Lを3本も用意したわりには、意外とショボくないですか…?



▲それでもワタワタする2人。



▲撮影後、様子を見に来た愛猫のこなちゃんの冷ややかな視線が痛い。



▲編集中の様子。キーボードの上にキーボード…(笑)


そんなぱせりさん、

こう見えても、ミュージシャンなのです!

なぜyoutuberとして動画をアップしはじめたのか、これから向かう彼の先とは?!その真相を探るべく、ご自宅へ突撃取材させていただきました!



──長谷川ぱせりさん、ミュージシャンとして今活動されていますが、音楽はいつぐらいから始めてたんですか?

完全に父の影響で昔からバンドをやっていて、家にもギターとかいっぱいあって、母もピアノをやっていたので小さい頃から音楽に触れる環境で。ちゃんとやろう思ったのは中学校3年生くらいで、文化祭に出たくてギターをちゃんと練習しました。


──お父さんはギタリスト?

ギタリスト。歌はやってなかったですね。


──ぱせりさんが音楽を始めた時の反応はどうでした?

あぁ、喜びましたね。そこから楽器屋さんに一緒に行くようになったり、家族の会話もより増えたり(笑)


──その後、音大まで進んだのはより極めていきたかったからですか?

いや、それしか出来なかったから(笑)勉強もできないし、唯一できるものが音楽しかなかったんで。



──そこで変わったことっていうのは?

実は…これをいうと怒られてしまうかもしれないですけど、大学で学んだあと、学校が終わってから行っていたブルースセッションだったり、音楽をやっている人達が集うバーに行って話をしてさらに吸収できることも多かったんですよ。


──その人たちはミュージシャンだったの?それとも音楽好き?

音楽好きですね。だから面白かったんですよね、より新鮮で。音楽やっているプロとかだと、全部音楽目線で話しちゃうんで。


──偏っちゃうよね、視点がね。

そうなんですよ、ブルースセッションとかのほうが一般的なというか柔軟な考えが聞けたりするんで。




自分はミュージシャンなんだって思って突っ走った


──ミュージシャンになろうと思ったタイミングって何だったんですか?

何か表現する人って、みんなそう思っているんじゃないかなっていうのがあるんですけど。なろうと思っているというよりは、自分はミュージシャンなんだって思って突っ走っていて。あと、目立ちたいけど目立てなかったような人間で、だから今爆発しているのかも。高校生の時に全然 友達もいなかったりしたんで、ギャフンと言わせたいみたいなのも加わっていたり。


──自分の音楽好きや演奏を含めて、外(世間)に出しはじめたのっていつくらいから?

ちゃんとやったのは高校3年生の冬に、コピーバンドをちょろっとやったくらいで。バンドも歌いたい、伝えたいからバンドを組んだんです。自分を表現するためにバンドが必要だったんで。そのまま大学に流れて、僕が好きなブルースを通じて知り合った人たちとバンドやろうぜってことになって、オリジナル曲も作り出して、そこからライブをやり始めました。今の長谷川ぱせりの原点ですね。


──バンドはどのくらい活動してたの?

実は今でも解散はしてないんですよ。今は各々にやりたいことが見つかってそっちに行っているだけで。結局またバンド形式でやりたい時はそのメンバー集めて楽しくやるので。


宣伝目的としてストリートライブをやってはみたが…


──その流れがあって今は一人で活動していますが、youtubeに結びつけるまでのいきさつを教えてください。

バンドでワンマンライブをやったり、テレビやラジオの出演もしたりバリバリやってた時もあったんですけど、それって実は全然大したことなくて。学園祭でたこ焼き屋を出店して、新聞部が取り上げるレベルと同じ。で、長いこと模索していたらバンドも落ち着きだして、事務所にも自分で資料作って、音源とか何社にも送ってたんですけど返りがなくって。
やっぱり誰かが引っ張っていかなきゃいけないじゃないですか、それで下北沢で宣伝目的としてストリートライブを毎日やっていたんですね。そこそこ暮らせてびっくりしたんですけど、本末転倒だとすぐに気がついたんですね。結局煮詰まっちゃって、何のために音楽をやっているんだろうって。外に出て歌うのが面倒くさくなったりして。





──はっ?!面倒くさくなったの?!

だって、暑かったり寒かったりするじゃないですか。僕そもそもストリートライブ嫌いなんですよ、うるさいじゃないですか。


──う、うん(笑)そ、そうね(笑)

で、ネットのほうにいくと騒音にもならないじゃないですか。


──まぁ、聴く側の自由度はあるよね。

そうなんです。僕のyoutubeのスタンスとしては、インターネット上のストリートライブってことです。


──なるほど。煮詰まってはいたけどアピールすることは続けたい、ストリートはしっくりこない、じゃあどこの場所がいいんだろうってなった時にインターネット上でってたどり着いたわけですね?

そうです。


──完全に乗っかってるでしょ(笑)「それ、それ!上手くまとまった!!」って思ってるでしょ(笑)

ははは(笑)助け船に完全に乗っかりました。どんどん出してください。僕の船、穴空いているんですよ(笑)





小さい頃から動画を撮ることが好きだった


── …その船で一緒に沈没したくないんだけど(笑)

しゃべりの人間じゃないんで(笑)歌で伝える人間なんで(笑)
あ、でも動画撮るのは好きで、小学校の頃からやってたんですよ僕。ヒーローごっこみたいなのを友達とパカパカ携帯で撮っていて。僕は監督として。編集とか当時はパソコンなんて気軽にできるものじゃなかったんで、友達の携帯からBGMとか、効果音も口で演出したり。小さい頃から好きで、多分なんかやりたかった人だったんでしょうね。大学を出たあとに映像制作会社でバイトしたり。



──youtube自体はよく利用していたんですか?

もちろん音楽やる時に使いますけど、youtuberのほうまではたどり着いていなかったし、そこまでみていたわけではないです。嫌で嫌でしかたがなかったですよ、最初は。恥ずかしいからというのじゃなくて、それだったらステージに立って音楽なんて出来ないですから。
僕はミュージシャンというか、恋愛もそうですけど、自分をさらけ出す人ってあんまり好きじゃないんですよ。もっと知ろうって思えなくなっちゃうというか。だからちょっと謎めいていた人のほうがいいというか。昔、山下達郎とかテレビに絶対出ないとかあったじゃないですか、ちょっとそれに似たような考えがあったのかも知れないですね。


──でもその抵抗を乗り越えて踏み切った理由っていうのは?

時代がそれを求めていたからです。やっぱり宣伝するためには、今の時代そこしかないじゃないですか。求めるものに合わせないと埋もれてしまうというか。あと、ミュージシャンでトーク8割の音楽2割でやっている人は、まぁいない。youtube特有のホームビデオ感を出しながら音楽はしっかりやる。スタイルが良いだけの女の人より中身も魅力的なほうが絶対にいいですよね、浅い例えでごめんなさいですけど。


──それで、表現場所を移しての感触ってどうですか?

いいですね、まず自分が楽しんでるから。一回やっちゃうとスコーンと抜けたというか。あと、ほぼ無名なのに始めて3ヶ月で、今チャンネル登録者が150人くらいいるのも嬉しくて。あとはちゃんと密に見てくれているな、というのがコメントの内容とかでも感じて。


youtubeはストリートライブの延長線


──コメントがすごく優しいですよね、皆さん。応援したくなるんだなっていうのを感じました。3ヶ月でネタの幅や内容に変化が見られてきたというか、最初は楽器直したりとかの音楽色が強めだったのが、 ぱせりさんという人の色が出てくるようになってきたのは、やりながら考えて変わってきているんですか?

いや、全部内容はまとめていますし、流れも予定通りです。だって、ライブとかでも全然知らない人がいきなり歌い始めるのは心に響かないですし、「次に歌うのは新曲です、聴いてください」とか言われても「知らねぇよ!」って感じになるじゃないですか。それだったらライブ始まる前に、簡単に前情報みたいなものを差し込んで歌に行くというか…僕はこれはライブだと思っているんですよね。ストリートライブの延長線だから。


──んー、なるほどね。MCみたいな?

そうです!おおげさなMCですよね。だから徐々に音楽のほうに絞っていこうかなっていうふうに考えています。でも、ある程度僕のことを知ってもらってからなんで、長いスパンのライブって感じで。





──今後のビジョンは?

ここでやったネタを実際にライブハウスで同じことをやる、音楽以外にも楽しめるようなイベントにすること。


──ショーなの(笑)?!目指しているところは。

そういうのをやっていったほうが楽しいじゃないですか!例えばかっこいいミュージシャンのアルバムにギャグ要素があると、少しヒヤッとしてしまう時ありませんか?それで音楽が引き立つ時もあるじゃないですか。ブルースマンってその人にまつわるストーリーがあるから音楽に深みが出たりするんで。


──そのために、今後はyoutubeのネタも音楽に寄ったものに変えていって、その大掛かりな前説をリアルにライブで体験できるように、今は下準備をしていると。

そういうことです、そういうことです!


──乗っかってんなー!オイッ!!(笑)

(笑)その通りでございます。


添え物的なイメージのある「ぱせり」


──長谷川ぱせりって名前はいつできたんですか?

苗字をもじって、友達が付けてくれたんですよ。今まであだ名がなかったので、自分のなかですごく面白くて。覚えやすいし、ちょうどそのタイミングで名前が来たのでyoutubeスタートと同時に出して。「長谷川ぱせり」ってやわらかい印象があるじゃないですか、なのにブルースとかのいなたい感じの音楽をやっちゃうのって見ていて気持ちいいじゃないですか、意外性が。

あと、ぱせりってちょっと添え物的な感じでメインを引き立てるというか、どんな料理にも使われていますよね。その感じが魅力的に思えて。たまに聴きたくなるそういう音楽ができたらいいなぁっていうのもあって。僕、がっついている人があんまり好きではないんで。


──え、でも目立ちたいんでしょ?(笑)

…そこそこに(笑)


──あくまでもぱせりさんはミュージシャンとしてのスタンスをとりたいんですよね?youtuberではなくって。

youtuberでもいいですよ?もちろん僕はミュージシャンですけど、なんでもくくるのは、あんまり好きじゃないんで。それしか出来なくなっちゃうから。



▲単独ライブ中のぱせりさん。ミュージシャンの表情に変わります。撮影協力:Music Bar Cut Looseさん。


夢があったらまず動くことが大事だと、音楽を通して伝えたい


──それは、ちょっと嫌悪感すらあったyoutuberに対して実際に自分が一歩踏み入れたことによって、違う景色が見えてそれを受け入れるようになってきて。自分の音楽の軸はブレることはないから、今はもう呼び名なんてどうでもいい、と。

そうです、そうです(笑)僕の音楽を聴いて元気になったり、こんな考えもあるんだと議論してもらったり。僕の動画をみて、こんなバカな人がいるんだから頑張ろうなんて思ってもらえたら、なお嬉しいです。
「社会に埋もれていても居場所がある、夢があったらまずやることが大事、動くことが大事なんですよ」ということを伝えたい、その手段としてインターネットで届けていきたいと思っています。ただ、どこを目指してんの?何になろうとしてるの?って周りに心配せれているので、そこを修正していかなくちゃいけないのは今の課題(笑)


ローカルデータと同時配信!
「今晩の長谷川ぱせり」の新作です!!





ちなみにメントスコーラ動画もアップされています!以下のリンクからどうぞ。
今晩の長谷川ぱせり「取材中にメントスコーラをしてみた」


インタビューを終えて


今ここにいたと思ったら、次の瞬間には違うところにいるような不思議なぱせりさん。いちいち突っ込まずにはいられない、終始笑いが側にあるインタビューになりました。「うまくまとめてしゃべれないんですよー(笑)、芯がないからですかね?」と気にされていましたが、今まで迷ったことがないという自分の音楽に対する芯や、ミュージシャンとして進む信念と考えている深さをちゃんと感じることができました。散らかったキャラクターも含めての愛される人になるような気がします。人生という長いLIVEの途中。その途中を垣間見れ、この先の展開がとても楽しみになりました!!


長谷川ぱせりさんのライブ情報はツイッター(@paseri8186)で公開されていますのでこちらも要チェックですよ!

インタビュー・構成:ミズカ、写真:もんとみ

ライター

ローカルデータ編集部

このライターの記事はコチラ

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