2017.07.23

【インタビュー】心と体にすっと馴染む優しい味の隠れ家カフェ「marusan&wacca」若山博樹さんインタビュー

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下北沢にある「marusan&wacca」は和食ベースの創作料理や自家製のフルーツ酢を使用した飲み物を提供する隠れ家カフェ。一口食べると人の心をほどき、体までゆるーくなり、心と体にすっと馴染む優しい味が魅力。私たちはここで、苦手に感じていた食材までもが美味いと感じる不思議な体験をしました!!



▲古民家を思わせる落ち着いた店内。



▲自家製のフルーツ酢の瓶がズラッと並ぶ棚。(左)かまくらの中にいるような個室席も。カーテンで仕切りができるからゆっくりできそうです。(右)






インタビュー取材は緊張してしまうから…と、一旦断られましたが(笑)ほんの少しお時間をいただいて、お話を伺いました。


もともと馴染みがあった下北沢


──お店はいつからですか?

10年前からあるんですけど、3年前僕にオーナー交代をして。それまでは同じ下北沢でカレーバーをしたり、一時渋谷にお店を出したりで。飲食業自体は10年くらいですね。


──拠点に下北沢を選んだ理由というのは?

飲みに来るのが下北が多かったりで、馴染みがもともとあったというか。下北は周りに面白い人が多くて楽しいし、みんな仲間みたいなところがありますからねぇ。



──引き継ごうと思った理由は?タイミング?

タイミングはありますね、あと自分がやりたいことに近かったというのと、色々とテコ入れしなくてもやれるというか。引き継ぎも1週間で、1週間後にはひとりでやってました(笑)


今後は外での活動も増やしていく


──オーナー交代する時に、自分はこうしていこうと思ったことって何かあるんですか?

代わる前は単純にご飯屋さん的な感じだったんですけど、僕は地域密着というか。常連さんを相手に商売したいっていうのもあって、深夜のバータイムとして営業時間を延ばしたり。今後は外での活動も増やしていこうと思っていて。東京蚤の市での出店や、一昨年から移動販売(チキンコンフィのお弁当)もやっていたりするんですよ。




──もともと料理の勉強はされていたんですか?

違う職業についていたんですけど、食べることに興味があって。そこから作ることに興味が変わって。三軒茶屋の鳥料理屋さんでキッチン手伝ってみない?って話をいただいて。そこがきっかけで、あとはほとんど独学ですね。


──元からあったメニューでも、若山さんがアレンジしていったりとかもされるんですか?他のメニューを考えたり、変更したりは?

味はもちろん僕の好みに寄っていくと思いますよ。メニューは思いついたらですね、女性が好きそうな …女性に媚びてます(笑)



──若山さんが外食する時、どこでご飯食べるんですか?好きなお店って?

下北か三茶か学大か …。焼き鳥が好きなんですよ。下北だと仲間内で行きやすいのは「あみあみ」とか、「テッチャン」「串坊主」とかたまに。「三日月ロック」はお子様連れには喜ばれますよ、座敷があったりアイスクリームバーがあったりで。



ここからは若山さんのお料理を早速食レポ!!



食事のお供にもしたい自家製フルーツ酢

疲労回復、血糖値上昇の緩和から、冷え性の予防、ダイエット効果もあるとされていて、女性にも嬉しいメニューです。



自家製フルーツ酢ムージー マンゴースムージー(写真左)

見た目がすでにデザート!酢が入っているとは思えないほど酸味を感じさせない。マンゴーのこってりとした重さが酢でさっぱりとさせてくれていて、夏にピッタリなマンゴージェラート。お口の中も酢でスッキリとします。

自家製フルーツ酢サイダー割り リンゴ&生姜(写真右)

リンゴと生姜が丸々っと入った間違いなく健康になるな、と感じる味。酢のエグさがサイダーで割ることによって、喉を通りやすくとっつきやすくなっているので初心者にもオススメです。


「手作り酢は20種類もあるそうですが、若山さんは毎日飲むんですか?その若々しさは酢効果ですか?!」と尋ねると「いや、飲まない日もありますよ。毎日飲んでるのはお茶かな、普通の(笑)」との返答が。


まるでデザートのような食感の手作り豆腐



同じ材料を使っても作り方(作る人)で変わってくるので、安定させるのが難しいという手作り豆腐。看板メニューだけあって他では味わえない、普通のお豆腐の概念を吹っ飛ばされる弾力ともちもち感。
生のお豆腐が食べられないという、カメラマンのもんとみが思わず「トロケますね…お豆腐食べて美味しいって思ったの初めてかも知れない。永遠に食べられる」と大絶賛。




何もつけないでも十分なところ、ほんの少しだけお塩を加えるとクリームチーズのようになる不思議な白ごま豆腐や、塩ゆでの豆を食べているような風味がブワッと口の中に広がり、でビールが飲みたくなる枝豆豆腐。
薬味などのトッピングで何通りもの味が楽しめる逸品。



美味しさと美しさの共存、たっぷり香味野菜の牛たたき丼



お肉は自家製。味の染みこませ方の薄濃に対する引っかかりを一切感じさせない絶妙さ。ご飯は六穀米。プラスで野菜をいっぱい採ってもらいたいという愛情のこもった一品。盛り付けが美しいのは、元アパレルパタンナーという「見映え」に対する意識や「造形美」が染み付いているからこそ。
一つひとつのチョイスと、それが合わさった時の口の中のバランスが「ちょうどいい…」となります。優しい味付けが口から体中に広がりはじめる不思議さに笑顔が止まらない。


和洋が絶妙にミックスされた、じゃこ山椒のオムライス(グリーンピースソース)



フワッとツヤツヤな卵のシートの上には、鮮やかなグリンピースソースと寄り添うピクルス。この配色も素敵!お漬物が苦手なインタビュアーのミズカは「ここのは食べられるんだよな …なおかつ美味しいの」と。



洋食王道のオムライスと和食の見事なコラボ。ジャコの塩味が和の存在をそっと教えてくれる。俗に言うオムライスと思って食すると覆されます。このメニューをわざわざ食べに来るという方もいらっしゃる根強い人気。



たくさんの不思議をもっている人




オーナーの若山さんはとてもやわらかな空気感をまとっている方。ただの材料も、若山さんの手によって優しい味のお料理へ変わっていき、作り手のあたたかさがお料理に反映されていることが感じられます。
普段の食生活をカップラーメンなどで済ませてしまう方や、添加物を取るのが多い人ほど一度食べて欲しい、体が喜ぶことを実感してみて欲しい。不思議と気持ちも穏やかになれていることに驚きますよ!!もしかすると、子供の好きな優しい味とは違うかもしれません。ちょっと世間の荒波に揉まれた、人生経験を少し積んだ人がわかる優しさ。オアシス的な癒しをふんだんに内側からどうぞ。
10年続いた元のお店の味を引き継いぎ、それを整えていったのは紛れもなく若山さん。この優しい味はもはやオリジナルだと思います。

インタビュー、構成:ミズカ、写真:もんとみ




  • marusan&wacca


  • 住所東京都世田谷区北沢2-8-5 ANビル3F
  • 最寄り駅京王電鉄・小田急電鉄「下北沢」駅 南口から徒歩3分
  • TEL03-3485-3838
  • 営業時間ランチタイム12:00〜17:00、ディナータイム18:00〜3:00、(日曜日は〜0:00まで)
  • 定休日年中無休
  • インスタhttps://www.instagram.com/marusanwacca/

ライター

ローカルデータ編集部

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