2017.07.25

【インテリア】ドライフラワーのある生活

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以前ご紹介した三宿のお部屋に素敵なドライフラワーが飾られています。この作品を制作されたのは、下北沢のお花屋さん「ミルカ」の山田英輔さん

物件を所有している池上オーナーが直接オファーをかけ、このお部屋のために作ってもらった作品です。そもそものきっかけはリノベーション物件を取り上げたテレビ番組。そこでライティングレールにライトだけでなくお花を飾ることもできると知った池上オーナーは、その道のプロである山田さんにお願いしたいと考えたそう。





▲完成した作品の詳細を説明する山田さん(左)と池上さん(右)。ライティングレール用と有孔ボード用の2作品がお部屋に飾られています。


男の人でも女の人でもはまるように


──お花があるだけで、華やかな印象になりますね!白い部屋に飾るからと、あえてこの色を選んだんですか?

そうですね、色の濃いものがいいかなと思って。白だとどうしても同化しちゃうので。白の後ろのにこういう葉っぱを入れれば、白も浮き立つかなと。いやぁ、赤が入っただけでも雰囲気変わりましたね。


──一度下見にいらっしゃったそうですが、どんなところを見ていたんですか?

(入居者が)入る前っていうのが初めてだったので、池上さんとも話をしていたんですけど、男の人でも女の人でもはまるようなところと、あとはうちっぽさがちょっと入ればいいかなと。やりすぎちゃうとアクが強くて、はまらない人ははまらないので。かと言って薄すぎちゃうと別にやる意味あるのかなっていう。やりすぎるのと、やりすぎないのちょっと間。ちょっとやりすぎ寄りでやりました。


──ミルカさんっぽさと言うと?

細かいところですね。そんなに細かいのやらなくてもくらいの(笑)ライティングレールのは普通なんですけど、有孔ボードのはピンセットでつまんで、一粒ひとつぶホットボンドでくっつけて。


──へぇー!ピンセットで!

そうです。だからこのくらいの大きさなんですけど、時間は結構かかるので。同業者から、「そんなに時間かけてやる?」、「なんでそんな細かいことするの?」ってよく言われます(笑)やるんだったらそれくらい細かいところまでやりたいなと。






──やりながらデザインしていく感じですか?

ある程度、ここに何を飾るっていう大枠はできあがっているので、あとはそれに準じて作っていくっていう感じかな。


──今回は男性向けでもあり、女性向けでもあるということで、お花も厳選したんですか?

そうですね。小花とか実物は女性っぽさですけど、ちょっと葉っぱを使ってみたりっていうのは男性的なところで。ただ、男性寄りになってしまうと、女性から見ると「うーん、別に飾らなくてもいいかな。」ってなっちゃう(笑)


──なるほど!(笑)そこは腕の見せどころというか。

そうですね。


──じゃあコンセプトみたいなのもそういう感じですか?

今回に関してはふわっとしている部分が多かったので、コンセプトは決めてなかったですね。明確なコンセプトを決めるとそこにばかり集中しちゃうので。とにかく男の人と、女の人に好かれるようなリースってなんだろうと考えていました。


──作るときにいろんな人の意見を聞かれたとか。

僕だけだとどうしても男性的な目線でやってしまうので、お客さんとかにちょろっと聞いて。あんまり聞きすぎちゃうと、そこにも引っ張られちゃうので。第一印象で、どういうのを飾りたいですかっていうことだけ大事にした感じです。





──お部屋にお花をディスプレイをするときと、普段のお花屋さんでのお仕事って、何か違いはあるんですか?

大本は何も変わらないですね。その人が花を求めるのであれば、花屋目線で応えるっていう。唯一違うとすれば、内装とか一緒に飾るものをすごく気にします。一緒に何を飾りたいのかとか、どういう部屋に住みたいのかを聞くようにしています。


──ドライフラワーって半永久的に飾ってられるものなんですか?

ドライフラワーも1年2年後には劣化しちゃうので、その間に楽しんでもらえればいいですね。でも毎年うちで買われている美容師さんで、5年前のドライフラワーをまだ飾ってる方はいます。丁寧に扱ってもらえれば、5年くらいもちます。劣化するとどんな感じになるんですか?

色が落ちるんです。着色してない自然の色なので、どうしても抜けてきちゃうんですよね。3年後には元の色なんでしたっけっていうくらいまで色が落ちちゃうんですよ。


──へぇー!毎日眺めてるとわからないくらいに、じわじわと抜けていってるんですね。

乾いていても大気に触れていればどこかしら劣化はしてくるんですよね。人の吐息とか、汗とか体温からも湿気が出てるので。そうなれば湿気を吸ってはまた乾きの繰り返しなので、人がわからない程度なんですけど、ちょっとずつ劣化しています。


──そうなんですね~!

あとはその人の生活環境ですね。加湿器をガンガン炊けば、すぐに褪せちゃいます。だから、加湿器使ってらっしゃいますかとか、動物いらっしゃいますかとか、聞きますね。これは売れ残った花を裏の方に置いておいて、乾燥させる感じですか?売れ残っちゃうともう遅かったりするので、売れ残る前の一番の満開のときにドライにします。一応お店用に買うんですけど、今日買われなかったらドライにしようって決めて。そのほうがキレイに残るので。なるほどね。ドライにするには何かに入れるんですか?とにかく風通しを良くしてあげて、自然乾燥ですね。瞬間乾燥でもいいんですけど、機械が必要になるので。





──どれくらいでドライフラワーになるんですか?

時期にもよるんですけど、長ければ2ヶ月とか。なので雨が降ったりとかすると、休みの日でも急いで店に行って傘をかけてあげたりして。すごい過保護な(笑)


──まるで我が子のよう(笑)

茄子おやじさんがうちの裏なんですけど、「すごい丁寧にやってるよね」っていつも言われてて。袋被せたりとか、雨降った?とか(笑)


──とても大切にされてるのが伝わります。

普通に花を飾って枯れると捨てちゃうと思うけど、ドライフラワーって素人でもできるんですか?やっぱりその人のやり方っていうのがあるんですよ。その部屋にも適したやり方があるので、それを見つければ自分でも作れますね。花によってなるならないってあるんですね。そうですね。ユリ科とかはならないので。うちのお店では、結構ドライフラワーになる花を多く揃えているんですけど、「これ、なりますか?」っていう目線で選ぶお客さんもいます。皆さんではないと思うんですけど紫陽花の場合、花屋さんはだいたいなるやつ、ならないやつっていうのが触った時にわかるので。それは面白いですね。今咲いてる紫陽花もドライフラワーになるんですか?紫陽花は、今道端に咲いているのはならないんです。10月になるとなるんですけど、ちょっと面白いですよね。秋口になると、秋色に変わるので、ドライフラワーになるんです。さすがに詳しいね(笑)ちょっと前の花の日のカーネーションとかは?皆さんならないっていう認識なんですけど、実はなるんですよね。湿気が多いので難しいんですけど。





有孔ボードにリースがひとつあるだけでも違うじゃないですか。例えばワンルームにドライフラワーをディスプレイするとしたら、こういう風にしたらいいとかって何かありますか?ありますよ。前にやったのは大きい絵を飾って美術館みたいにしたいって言ってる方の部屋だったんですけど、まだ絵を揃えている段階で。1個が高いので、まだ2個しか並んでなくて。それに準じたもので、額縁に入ったドライフラワーで何かできないかと、うちで何個か集めていっていた方はいましたね。ドライフラワーを額に?はい。額の中に埋め尽くすというか。ただ埋めるんじゃなくて、デザイニングされた埋め方で。絵みたいに掛けられるようにして。ドライフラワーってすごく奥が深いんだね。


池上さんから


白い部屋に赤が入ったことで、すごく優雅な感じになりました。ライティングレールに、ドライフラワーをつけたらどうかなっていう提案を考えていましたが、山田さんが考えてくれた、有孔ボードに付けるという案のもなかなかいいなと思いましたよね。手が込んでるからすごく映えますね。


インタビューを終えて


有孔ボードには工具を、ライティングレールには照明を付けるイメージが濃かったのですが、ドライフラワーを飾るのもお洒落です。見た目が美しいだけでなく、お部屋に入った時に植物のいい香りがして、清々しい気持ちになるのもいいですね。

入居者さんにドライフラワーをどんな風に楽しんでもらいたいですか?との質問に、「馴染むことが一番だと思うので、お花を愛でるっていうのもいいですけど、生活の一部になっていただければいいかなと思います。あ、そういえば花飾ってたなくらいの感じの。それが一番かな。」と答えてくれた山田さん。とても細やかに作られていながらも主張しすぎない山田さんの作品は、日々の生活のふとした瞬間に、心を癒してくれそうです。



物件の詳細はこちら。




【入居者募集中!】賃貸リノベーションレポートvol.7 世田谷区 三宿、事務所利用も可能なプチリノベ物件!

池上オーナーの所有する世田谷区三宿の物件をご紹介。キッチンや扉を白く塗ることで統一感を出しつつ、ヘリンボーンの床で普通の部屋との差別化を図ったそうです!






  • 最寄駅小田急小田原線 下北沢駅 徒歩18分
    京王井の頭線 池ノ上駅 徒歩12分
    東急田園都市線 池尻大橋駅 徒歩15分

  • 家賃¥109,000
  • 共益費¥3,000
  • 敷/礼1ヶ月/1ヶ月
  • 間取り1LDK(29.75㎡)
  • 築年1991年2月
  • 号室202
  • 構造鉄骨造
  • 方角西

  • ※事務所利用、法人利用の場合は別途消費税がかかります。敷金2ヵ月。



  • 【その他設備】

  • ・エアコン2台(新品)

  • ・室内洗濯機置き場

  • ・ガスキッチンが2口

  • ・BLUETOOTHスピーカー



  • 【その他贈呈品】

  • ・展示してある雑貨一式贈呈

  • ・ローカルデータ特典:ミルカさんでご利用いただける3000円分のお買い物券。展示してあるドライフラワー贈呈。


  • 【お問い合わせ】

  • info@localdata.jp








【オーナーインタビューvol.10】下北沢のスタイリッシュな花屋さん「ミルカ」山田英輔さんインタビュー
あえて威圧感を演出しているという看板のない外観、黒で統一された内装、鮮やかな存在感を放つ花々。洗練された世界観に惹かれ、デザイナーや画家といったアーティスティックな職業の方も多く訪れるそう。





  • milcah(ミルカ)


  • 住所東京都世田谷区代沢5-36-12
  • 最寄り駅京王電鉄・小田急電鉄「下北沢」駅 南口から徒歩4分
  • TEL03-5787-6699
  • 営業時間11:00~20:30
  • 休業日木曜日、年末年始、お盆
  • URLhttp://milcah.jp/




ライター

ローカルデータ編集部

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