2017.08.02

【インタビュー】あざとさメイクがくる!ナース×ビューティー奥香保里さんインタビュー

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看護師でありながらフリーでメイクレッスンをされている奥香保里さんをインタビュー。ふんわりとした話し方で人をリラックスさせたり、癒す力を持っている奥さんですが、裏付けのある計算されたメイク術、心理学を取り入れたモテテクニックなどなど、言葉の端々からあざとさが!?そんな奥さんのお話は可愛くなりたい女子必見の内容です!





──本業は看護師さんですよね。もう長いんですか?

准看で3年やって、正看で3年やったので、6年目です。
看護学校に行ってる間も准看護師として働きながら資格を取って、という感じです。


──へぇ~!メイクを始めたのは?

私地元が金沢なんですけど、姉がやってるフェイシャルとか、リラクゼーションとかの事業の繋がりで、17歳くらいから月1回メイクレッスンに通っていて。その頃から憧れていた華世さんという東京のメイクの先生に弟子入りして、卒業したのが去年の10月。そこから本格的にフリーでやり始めました。


──東京に来たのはその先生を求めて?

そうです。正看護師の資格をとったので、「よーし、こっちで先生に習うぞー」って先生を追いかけて来ました。人の役に立てるメイクも看護も大好きだったので、どっちも一人前になりたいなっていう気持ちで。



お薬じゃない方法で人のことを健康にしたい


──始めたばかりなんですね。看護師さんをされていて、メイクに移ったのって?

働きすぎてメンタルのバランスが崩れちゃった時期があったんです。それで姉が、「そんなに辛いんだったら、私が癒してあげるよ」って。言われるがままにエステを受けてみたんです。そうしたら、たくさん飲んでいたお薬がなくても心が元通りになって、悪いことを考えなくなったんです。それでお薬じゃない方法で人のことを健康にできるんじゃないかなって思って。



▲ナース姿の奥さん(一番左)。


──でも増えてますよね。お薬は絶対飲まないっていう方って。

増えてますね。私たちは患者さんの健康を管理する側だから、飲んでくださいって言わなきゃいけないけど、自分も過去にそういう経験があったから、痛いくらいにわかって。抗がん剤とか精神科薬とかを否定するわけじゃないんですけど、実際に副作用で苦しんでいる人を見たときにやっぱり。


──現場で感じてて、目覚めることってありますよね。矛盾とか。

すごいあります。メイクに至ったきっかけはいっぱいあるんですけど、化粧って体を拭くとか歯を磨くとか、看護で言う清潔ケアの延長線だなって思っていて。麻痺が残っていて体を動かせない患者さんにエステのホットタオルを当ててあげたときに、その方が目をパチっと開けて、「お風呂に来たのかと思った」って本当に気持ちいいって笑ってくれて。その笑顔をもっと作ってあげたいと単純に思いました。



人生最後の責任を持つエンジェルメイク


──嬉しいですね。

もう一つのきっかけは、看護師ってエンジェルメイク(患者さんが亡くなった時にする最後のメイク)をするんですけど、長い期間入院していて仲の良かった方が亡くなった時にすごいショックで、泣き崩れちゃって。先輩の看護師が「キレイにしてあげよ」ってファンデーションを軽く塗って、口紅さして、チークを塗るっていうだけだったんですけど、生きてた時を思い出すくらいすごいキレイになって。


──奥さんもエンジェルメイクをされるんですか?

はい。それを何回も見た後に私もやる立場になって。最初はやっぱり硬い肌とか、色のない唇とか、すごい怖くて。最後だから、絶対キレイにしてあげるからねって思ったんですけど、この人が生きているうちにしてあげたかったなって思ったんです。私は看護で一番心にくるのが看取りの場面で。





モテたいから始まったメイクの道


──もともとメイクには興味があったんですか?

キレイな人に対する憧れがすごくあって。私もそうなりたいなぁっていう願望があって、レッスンに通ってた頃は自分のことを可愛くしたいだけだったんです(笑)モテたい、あの人を振り向かせたいから始まって。


──一部のお笑い芸人さんとかミュージシャン的な野心ですね…(笑)

そうなんです(笑)原動力です。皆言わないだけで、髪の毛巻くのもキャミソール着ちゃうのもやっぱり男目線じゃないですか。私は出していこうと思って。


──レッスンに行っていたのはご自分の為で、それが人の為になったのって何かあったんですか?

最初はメイクをしてあげたわけじゃなくて、フェイシャルエステを人にしてあげたときに、私の目の前で爆睡しちゃって。カウンセリングで不眠とか悩みを聞いてたから、寝息を聞いたときに、こんなふうにこの人の時間を作ってあげられるんだったら、いい仕事だなと気づいて。


今後はパラレルキャリアに


──今ってダブルワークどころじゃなくて、1人の人がいろんな仕事だったり、1つの仕事に対していろんな要素を組み込んでいるスタイルが増えてるじゃないですか。奥さんもそういう感じがしますけど。

そうですね。最初は本当に趣味程度だったんですけど。可愛くしてあげた友達の喜ぶ顔を見て、私がどんどん興奮して(笑)「もっと可愛くしたい」っていう欲求が高まり、どういう分類だったら役に立てるかなって思って、パラレルキャリアになります。
看護を正社員でやらせていただいているんですけど、看護の現場からは離れたくないのでアルバイトに変えて比重を逆に。現場を離れると気持ちを忘れてしまうし。


──看護とメイクとですが、他にも何か考えていたりするんですか?

メイクの中でも、力を入れていこうと思うのが、婚活と終活の2点。ゆくゆくは自宅サロンとかにして、歯のホワイトニングとか、脱毛とか。ポーチの中身コンサルもやっていこうかなと思っていて。





下北の雰囲気に惹かれて


──下北沢のT:Luckという美容室でのお仕事もされていたり?

はい、ホットペッパーの撮影の時に。他にも下北で話が欲しいなと思っていて、高齢者施設さんとか探しているんです。


──他にも活動したいというのは、下北に特化しているんですか?


金沢から東京に来て今3年目なんです。いっぱい見させていただいている中で下北がすごい雰囲気がいいなって。賑やかだし、ジャンルを問わないじゃないですか。一軒一軒にお店の色があって、いろんな人がいて、独特です。金沢はここまでお店が密集してないんです。


──拠点はどこなんですか?

拠点は自宅で、呼ばれたところに行くっていう感じです。美容室の撮影だったり、レッスンだったり。モテメイクとかばっかりなんですけど(笑)


趣味は美女ウォッチ!?


──他に興味と言うか趣味みたいなことってあるんですか?

美女ウォッチ。小物使いがオシャレな人が多いのが下北で。正統派が新宿で、モテとかは表参道。若い子は渋谷。銀座も浴衣とか、着物とかのマダムを見れるので、いいです。萌えます。もうずっと見てます(笑)


──あはは!(笑)下北住んじゃえばいいじゃないですか。

姉が事業を拡大するっていうので、技術指導の役割で秋くらいに一旦金沢に戻ります。でも東京には月に4日間くらい、既存のお客様のサポートだったりとか、お顔を見に来る。東京でできた繋がりを大事にしていきたいので。


──今後は金沢に活動拠点を移して、出張で東京に来られると。窓口となるのはfacebookですか?

facebookですね、ほとんど。友達の友達とか、私が個人でお話して仕事をいただくとか。




▲持ち歩いているメイク道具。重すぎて底が抜けることもあるそう。


──オススメのブランドってあるんですか?

ボックスとか、ブラシは師匠のオリジナルのものなんですけど、自分でもめっちゃ選びます。口紅1本でも、やっぱり違う。韓国で買うのが好きなんです。色が濃く出るので。韓国の方って塩顔の方多いじゃないですか。


──でも整形しちゃうじゃないですか。

ナチュラルっていいなと思うけど、コンプレックスがあって整形したわけだから、私は全然そこを否定できないんですよね。自分も歯列矯正140万くらいかかったけど、やってよかったって思うんです。


──なんか場所によってすごい整形の偏見みたいなのありますよね。歯は良くて目はダメなのかとか。

偏見ですよね。歯もやっぱり顔の骨格変わるし、立派な整形だと思うんです。私最初人前で笑うのとか嫌だったんですけど、矯正してから彼ができて。


──もう思惑通りじゃないですか(笑)

あはは(笑)人は見た目が全部じゃないけど、そこっておっきいなって思うんです。


メイクでキレイになって、初めて気づいたこと


──精神的にプラスになるんだったら、それでネガティブがなくなるんだったらっていう考え方もありますよね。

私昔、色黒なのがめちゃくちゃコンプレックスで。もともとこんな感じだったんです。



▲昔の奥さんはなんとギャル系女子でした。(自然焼け)


顔色の調節とかも全部ベースメイクでできるんです。メイクをすると扱われ方が変わる。扱われ方が変わると自分も人への扱い方が変わるんです。

この頃は人のことを大事に思ってなくて。ハブったりハブられたりっていうような、人間関係がすごいギスギスしていたので。結局大事にされないのって、人のことを大事にしてなかったからなんだっていうのを、メイクしてキレイになって、心が柔らかくなって初めて気づきました。


──まず自分が変わらないとね。

そうなんですよね。メイク楽しいですよ。眉毛の描き方で可愛く見せたりとか、色っぽく見せたりとかできるんです。私の得意なメイクは色っぽく見せること。デートに行きたい時は、照明とかもリサーチしてきてって言って。どの店に行くのか、相手は年上か年下か。眉毛は年下さんとデートする時はちょっと内側(ボーイッシュになる)、年上さんならちょっと外側に(エレガントになる)描く。自分自身恋愛が好きなんです。彼氏はいないんですけど(笑)だからそこに燃える。





──内側から出てくるものってありますよね、恋愛することで。

メイクって本当、プレゼントのラッピングみたいなものなんです。そのままでも可愛いんだけど、やっぱプレゼントはラッピングした方がなんか嬉しいじゃないですか。

私いつも可愛くなった姿をめっちゃ写真撮るんです。あざといことを言いますけど、SNSとかLINEのトップ画像を自分の顔写真にした方がいいんです。合コン時に連絡先交換してわかんなくなるっていうのが防げるし、確実に連絡が来る。あとは人って何回も見た人のことを好きになるっていう心理効果が勝手にLINEのトップ画で生まれるっていう。


──すっごい執着心。

あはは!全てのビジネスの根源は全部、恥ずかしながら男性です(笑)

でも男性の目線も持っていて。初めてメイクしてもらったとか、そういうの嬉しいんですよ。ちょっと照れてくれるのが「あ…可愛いな」みたいな。男なんです。


──見た目女性らしいのに。

だからそうしてるんです。見た目も中身も男だったら、困る(笑)やっぱりね、人間はギャップに弱いと言いますから、見た目ちょっとよく見せといて、中身はもう仕方がない。


──うーん、一貫してあざといね(笑)でもそれ、出していったほうが良いと思う。女の人ってそういうところ隠しがちじゃないですか。

まだ戸惑いがあるんですけど、もう隠してもにじみ出てるって思うんです(笑)でもそこを出すと清々しいって言われます、最近(笑)三姉妹の末っ子なんですけど、姉の失敗を見て学んで、それを自分は失敗しないように生かすっていう。その足し算引き算ができるっていうあざとさの計算メイクが誰かの役に立つならって思います。



▲メイク体験中のカメラマンもんとみ。シャイな彼女のために奥さんが用意してくれたテーマは「恥ずかしくないけど、盛る」。

メイク体験を受けたもんとみの感想



バッチリメイクしてる自分が恥ずかしく、普段は最低限のメイクしかしない私。よく言えばナチュラル、悪く言えば手抜き。色も目立たないようなダークカラーを選んでいたのですが、奥さんに「これが似合いますよ♪」と明るい色のアイシャドウやチークを施してもらって、自分の新たな可能性に気づけました!

メイクのパワーなのか、体験後は自分に自信が湧いてきて。自然と口角が上がって、背筋もピンとなって、どこかに出かけたくなる感じ。メイクに興味がなかった私も、今回の体験がきかっけとなって女としての新しい第一歩が踏み出せます!いやぁ、いい取材だったなぁ。

インタビュー:ミズカ、写真・構成:もんとみ


ライター

ローカルデータ編集部

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