2017.08.19

【ひとり暮らしコラム】ひとりぐらす06 「いよいよ決める」

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これぞという物件を見つけてから指折り数えた内見の日がやってきました。
管理先の不動産屋さんへ赴くと、感じのいい青年(もとい、わたしよりちょっと年上っぽいので成人男性というのが正しいか)が物件へ案内してくれることになりました。


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ひと部屋め、目当ての物件へ向かいます。
野方は商店街が栄えていて、人が住んでる町だなーという感じがします。
これは住んでから知ったことだけど、商店街のイベントで「硬貨つかみ取り」なるもの等をたまにやっていて、なぞに盛り上がっている声が街頭のスピーカーから聞こえてくると、なんか平和やな…と和みます。

一緒に歩いている不動産屋さんが時折「あ、こんにちはー、いまご案内中なんですよー」なんて地元の人に挨拶していたりして、この人はいい人そうだなぁと安心してみたり。
そうこうしているうちにアパートへ到着しました。

外観はお世辞にも「良い」とは言い難い感じ。
「味がある」って言ったらまろやかになるかしら。
トタン屋根のついた外階段をカンカン鳴らせて2階へあがります。

なんの変哲もない扉をあけると、ちいさな玄関があって、申し訳程度の廊下にちいさなキッチンがあり、その先に居室のドア、右手に洗濯機置き場とユニットバスへ向かうドア。ドアがたくさん!
「ドア1枚へだてて外」のところに寝るのはなんとなくやだなーと思っていた(音漏れとか、なんかこわいとか、とりたてて理由はないけど感覚的にもう1枚ドアがあってほしいなと思っていた)ので静かに歓喜しました。


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※写真はイメージです。

居室は6畳一間の片面採光で、たぶんよくある作りなんだけれど、通りに面しているので遮るものもなく明るい印象。
収納は天袋付きのザ・押入れで、広さもばっちり。
もともと和室だったのを洋室にリフォームしたため、窓の位置や押入れに和室の名残があるそうな。
ユニットバスもきれいで、リフォームしたてだから新品の(若干化学物質ぽい)香りがする。

ここだ!やっぱりここにしよう!
と思ったけれど、ほかの部屋も見ると言った手前「もういいです」とは言えず、見に行くことになりました。

ふた部屋め、同じく2階でお部屋は先程よりもちょっと広め。
1階がガレージ?になっているとかで、音を気にしなくていいのが利点とのこと。
しかしこのお部屋はワンルーム、且つ収納がない・・・一度押入れの収納スペースを見てしまっているものだから、「ううん押入れ、捨てがたし」と唸ってしまう。

それ以外に、これはもう感覚としか言いようがないんだけれど、入った瞬間、ここじゃないって思ってしまったのです。
はなから「ここじゃない」と思っているから、いいところを見つけるよりも先に気になる部分が目についてしまっていけません。

最も気になってしまったのが、戸棚の取っ手がカスタマイズされていたところ。
おそらく前住人の仕業(言い方)なんだけど、キラキラする宝石みたいな取っ手に付け替えられているのを見て「趣味じゃないぜ」&「前住人の思念が残ってるぽくてヤダ」と思ってしまったのが決定打となり(ならばまた付け替えればよかろう、というところまで思考がいかない頑固さ)、そのお部屋を後にしました。


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さん部屋めは1階だったけれど、これまで見た2部屋よりもぐっと今風のきれいなアパートでした。
1Kだったかな?もうすでに心ここにあらずだったので記憶が定かではないのですが、結構広かった気がします。
立派な乾燥機が備え付けてあって、「えっこれ最初からついてるんですか!?」とびっくりして尋ねたら「1階で日当たりと防犯の面から外に干せないから」というのが理由でした。
心配りが行き届いているなぁと感心したことを覚えています。

乾燥機は捨てがたい・・・けど、やっぱり2階が・・・ていうかあの最初の部屋が・・・。

どこまでもファーストインプレッションにこだわる自分。
そういえば、トイレの個室も最初に奥から2番目のところに入ったらその先も空いている限り同じところに入るし、ごはん屋さんのメニューも最初に食べたものが気に入るとずっと同じものを頼み続けてしまうし、そういう奴だったな、私は。

脳内で己との対話を活発にさせながら不動産屋さんへ戻ると、出されたお茶をすすりながら「やっぱり最初の部屋にします!」と決意表明したのでした。

すると、なんとなく渋い顔をしている先程の青年(成人男性)。
わけを聞くと、「あの部屋はわるくないと思うんですけど、今住んでいるほかの住人が全員男性なんですよね。やじゃないですか?」とのこと。

うーん・・・いや?かなぁ?
いやなものなのかな?
ひとつ屋根の下ルームシェアするのがおっさんだらけだったらそりゃいやだけど、壁と床をへだてておっさんだらけな分には問題ないと思うのだが。

その旨そのまま伝えると、奥で様子を伺っていたおばちゃんが「わたしでも住みたくないわよ~」と一言。


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「えっなにかあぶないですかね?」思わず聞いてしまいました。
すると青年(成人男性)も「いやいや、みなさんしっかりした方ですし、そういうわけではモゴモゴモゴ…」

結果、ただなんとなく心配してくれているだけだということがわかりました。
はじめてのひとり暮らしだということも話していたので、「ご両親は心配されませんか?」とかいろいろ気にかけてくれて、やっぱりこの人いい人だな(この不動産屋さんいい不動産屋さんだな)と思いました。
万が一なにかあったらまずいからリスクヘッジしておきたいという気持ちもあるんだろうけど、まぁ好意だけ受け取っておこうかということで、一旦は大人しく身を引くことにしました。

が、私の心はもう決まっているので、後日電話で伝えました。
「親も納得してくれたので(大嘘)、やっぱりあの部屋に決めます!」

そんなこんなで、寄り道が多くて長引きましたが、やっと住みたいお部屋が決まりました。
次回、ついに契約します。






ライター

MARI MARI MARCH(マリマリマーチ)

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