2017.10.12

【インタビュー】限定T×カルチャー支援「FACTRY」ついにローンチ!設立者の池田二郎(JIROtokyo)さんインタビュー!DJ JUN!?のDIGって○○

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ローカルデータ番外編、DJ JUN!?のDIGって○○。シリーズ第4回目のゲストは、株式会社クロッシング東京の代表、池田二郎(JIROtokyo)さん。バスケットボール選手を経て、イベントや店舗のプロデュースなど、音楽とスポーツに関連した活動をされています!今回は過去のイベントの思い出話から、店舗の内装のこと、今年10月11日に新しく始まった事業「FACTRY」のことまでお話をうかがいました!


▲ゲストのJIROさん(左)とインタビュアーのDJ JUN!?さん(右)。


【インタビューを受ける人:池田二郎さん】

高校卒業後に渡米し、バスケットボール選手として全米を渡り歩く。帰国後はバスケットボールのイベント、クラブの店舗プロデュースなど、音楽とスポーツをテーマにした仕事を多数手がける。2013年に企画プロデュースした麻布十番「VILLAGE」では、大人が楽しめる世界標準のHIPHOPクラブとしてクラブ業界に新たな可能性を示した。2005年にスタートした代々木公園のストリートバスケトーナメント「ALLDAY」は日本最高峰の大会として現在も継続中。

◆ツイッター ◆サイト ◆インスタグラム



【インタビューをする人:DJ JUN!?さん】

95年からキャリアをスタートさせ、DJを核にドメスティックブランドのモデルやデザイン、MCなど幅広く活動。ジャンルレスな選曲でダンサー達を魅了し続ける。ローカルデータが取材したことをきっかけに、本コーナーの担当に。

◆サイト ◆インスタグラム



ローカルデータって世田谷区とかの地域のローカルなことにスポットを当ててるんですけど、JIRO君にとって何か思い入れのある場所ってあります?世田谷だったら駒沢が好きですね。おすすめします。10年前くらい前なんですけど、駒沢公園で1年ちょいくらいルームシェアをしていました。いきなりローカルな話題なんですけど、公園通りの国道246号のところから北に1個信号行ったところにパン屋があって、そこがうまいっす。家から歩いて30秒だったんで、毎朝行ってました(笑)

駒沢はすごいいい街でしたね。公園があるところって、なんか空気がいいじゃないですか。今も代々木公園の近くに住んでいて。代々木公園では「ALLDAY」っていうストリートバスケのトーナメントも仲間達とやってるんですよ。



▲2005年より代々木公園にて開催中の5on5ストリートバスケットボールトーナメント「ALLDAY」。JIROさんは設立メンバーの一人として競技面を統括されています。

俺毎年観に行ってます(笑)まずバスケの話を聞きたいんですけど、JIRO君は高校卒業してすぐアメリカに行ったとか、すごいですよね!バスケはいつからやってたんですか?いやいや。全然すごくないです(笑)小6でミニバスを始めて中学で一回辞めて、またやりたくなって。アメリカに行ったのはどういうきっかけで?トレセン(ナショナルトレーニングセンター制度)とかあったんですか?高校の頃にUCLAっていう名門の大学のキャンプに行って、そこで賞をとったときに別の州の大学からスカウトされたんですよ。「えっ!」って驚いたんですけど、アメリカに行きたいなって思って。日本に帰ってから、英語喋べれないけどとりあえずコーチに電話したんですよ。そうしたら「もう俺あそこの大学にいないから」って言われて(笑)そこには行かず、調べたら別のところで留学プログラムを見つけて。


バスケットボール選手から、店舗のプロデューサーへ


それで帰国して店舗のプロデュースとかを初めたんですよね。麻布十番のVILLAGEとか。今はなくなっちゃったんですけど、立ち上げからプロデュースとして入って、企画にもコンセプトにも全部関わっていました。「WAREHOUSE702」っていうクラブがあって、その後に「VILLAGE」。




そういえばバスケのオープニングってクラブっぽいですよね。そうですね。バスケってアリーナスポーツなので、クラブとすごい相性がいいんですよ。ただ日本にまだクラブカルチャーっていうのが一般層に根付いていないので。逆に言うと、そこってチャンスだと思っていて。今後伸びしろがあると思うんですよね。法律も変わったし。内装もやるんですか?予算の都合上、自分たちでやったりします。普通のバーと違って、クラブって結構内装が特殊なんです。汚れやすいし、壊れやすい。なので、頑丈な素材を使わないといけなくて。そこが一番重要になってくるんですよ。すぐダメになっちゃうと、お金がかかるじゃないですか。

奥深いですね、レイアウトは。どういう動線でやるかとか、人が少ない時にどうなんだとか、人が入ったときにちゃんと機能するのかっていうのもあって。両方対応できないとダメなんですよ。人が入ってなくても、いい雰囲気にしたいし。

ただ今日本の現状で言うと、物件が少なくて。限られた立地と広さでどう作るかっていうところの勝負。本当に理想のものを、ゼロから建てることはほぼないですね。
そうなんですね!もちろん自分でやりたいこともあるんですけど、じゃあこういうやり方をしようかっていう感じ。
ダイバーシティというか、いろんな人が混ざってるのが好きで。年齢にしても、国籍にしても、本当に純粋にお酒を飲んでる人もいてもいいし、そういうのが楽しいなって思って、作ってましたね。
JIRO君が内装的に一番良かったって思ったクラブは?手前味噌になってしまうんですけど、内装は「SOCIAL CLUB TOKYO」が好きで。業者も入ってたんですけど、半分以上はスタッフが壁を剥がしたりとかして手作りで工事をしてたんですよ。 すごいっすね。手作りなんだ。海外ってすごい凝ったクラブが多いじゃないですか。いいですよね。日本にももっとあったらいいなと思うんですよ。クラブをプロデュースするときは、世界のバーみたいな本を見て参考にしたりとか。床材一つとってもどれがいいかなぁってむちゃくちゃ考えます。


▲JIROさんが気に入っているという、「SOCIAL CLUB TOKYO」の内装。

デニス・ロッドマンのアフターパーティーでのエピソード


JIRO君と僕の出会いは2005年くらいですかね。JIRO君のやってるクラブイベントに出させてもらっていて、特に2010年に来日したデニス・ロッドマンのアフターパーティーでのDJはとてもいい経験だった。ロッドマンも大きいけど、JIRO君も負けてない(笑)190cm、100kgなので(笑)DJ MASTERKEYさんとかにも出てもらって。「VANITY」が始まった頃ですよね。そのパーティー、ロッドマンからある曲を流してほしいとリクエストされたんですが、ヤベェそんなの持ってねえってなって速攻でitunesで探したけどなくて。うわ~、ロッドマンのリクエスト答えらんねぇの俺!ってなったんです(笑)それしょうがないでしょ(笑)俺も最初ヒアリングしておけばよかったな。まぁ逆に聞いたら聞いたで絶対にかけなきゃいけなくなるけど(笑)まぁそうっすね(笑)そう思いながらDJやってたの覚えてます。ちなみにロッドマンって、どんな性格の人なんですか?結構破天荒なイメージしかないけど、ファンには優しい。僕と一緒に過ごした5日間の最初はちょっとナーバスだったかな。5日かけて壁を壊して、最終的にはすごく仲良くなって、本当にわかりあえた。

1個エピソードがあって。試合のあとにインタビューが2回あって、最初のインタビューが終わって次が始まるかと思ったら、ロッドマンサイドのマネージャーが1回だけしか聞いてないって言って。もう「終わり終わり!」みたいな感じになったんだけど、ロッドマンがいいよいいよってインタビューを受けて。終わったあと同じバンに乗り込んだら、マネージャーに怒り出したんですよ。「別に1個インタビューするくらいいいじゃないか」と。
おお〜、なるほど。それをそんな言い方することないって、そっちに対して怒ってた。それがその5日間で唯一怒ったところ。ロッドマンって実はすごい気さくでいい人だなって思って。


▲打ち解けたロッドマンとの一枚。

マイケル・ジャクソンの通訳として同行するも…


ド素人な目線で質問していいですか?海外の有名な方との絡みというかそういうのって他にもあるんですか?2006年にマイケル・ジャクソンの通訳を。でましたっ!いきなりレジェンド!!MTV Video Music Awards Japanっていう、国立代々木第一体育館でやった祭典のために来日して。招聘(しょうへい)した人は日本で大きいプロモートをやっているアメリカの人で。その人からある日電話が来て、「3日後に呼ぶマイケル・ジャクソンの通訳探してるんだけど、お前やらないか」って言われて。もちろんやるよって即答した。いくら払えばいい?って聞かれたんだけど、「ギャラなしでいいから一緒にツーショットを」って(笑)あはは!(笑)それは一番最初に言っておかないとと思って(笑)約束して、撮ってもらって。マイケルはピュアな感じですね。本当にいい人です。


▲そのとき撮ってもらった写真がこちら。

世界の伝説ですもんね。ウェルカムパーティーがシークレットで行われていて。YOSHIKIさんとか、叶姉妹さんとか、そういった方々が来ていて。そんな中でマイケルがみんなにスピーチをしたんです。僕はその横に立っていて。先に言い訳をさせていただきますと、呼んでいただいた社長さんが日本語ペラペラで、ほぼ全部通訳をしていたんですよ。で、なんで俺いるんだろうみたいな。ちょっと気が緩んでたんでしょうね。あんまり話を聞いてなかったんですよ。話が終わったら社長さんが僕の方を見て、「じゃあJIRO君通訳して」って。「え?俺!?」みたいな(笑)それヤバイっすね!(笑)なんとなく雰囲気はわかったんだけど、お客さんが英語わかる人たちばっかだったんですよ。あんまり適当に言うのはよくないなと思って。


そんなこと言ってねーぞみたいな感じになりますよね(笑)「マイケル、ちょっともう一回教えてくれない?」って言って、教えてもらって。皆は何をこそこそ話してるんだろうみたいな(笑)結構間が空いちゃって、盛り下がったまま終わりそうになったんですよ。そしたらマイケルが、空気の悪さを感じたんでしょうね。ちょっと来てくれって言われて、何やるの?って聞いたら、「この後みんなでダンス踊ろうよ」って言ってくれた。そしたらドッカーンって盛り上がって(笑)マイケルジャクソンにフォローしてもらったという(笑)真横にいて聞いてなかったっていうのはすごいですね(笑)今となれば笑い話ですけど、俺の中で時間が止まりましたね。頭が真っ白になりました(笑)


支援もできるファッションプラットフォーム FACTRY


プロデュースから通訳まで幅広く仕事をしているJIRO君ですが、今メインでやってるお仕事って何なんですか?メインで始めたのはTシャツを買って着ることで誰かの活動とかいろんなものを支援できる「FACTRY(ファクトリー)」というオンラインショッピングのプラットホーム。もちろん単純にTシャツを作ってWEB上で売ってもいいし。何か目的が明確にある人は、クラウドファンディングみたいに資金調達のために使ってもいい。

今はそれがメインで、それ以外にShintaroっていう、Red BullのDJコンペで世界チャンピオンになった日本人のDJのマネジメントを関わっています。あとクラブでMCをしたりですね。
Tシャツ以外にも作れるんですか?今着ているのもそうんなんですけど、キャップとかパーカーとか。


▲FACTRYというプラットフォームの第0段階的な意味合いもこめてオリジナルTシャツを制作したそう。Tシャツにはトレードマークの「JIRO Face」がワンポイントに。

そうやっていろいろプロデュースしてるじゃないですか。プロデューサーあるあるみたいなのってあるんですか?イベントのプロデュースしかり、オールディーズのバスケの演出しかり。フリーランスのような形でやってるので、正直大きい案件っていうよりはちょっとアングラというか。予算的にも時間的にも、制限ある中でやってるので、よくできたなみたいなのはありますね。店を1週間だけ閉めてその間に工事して新しい店を開けたり。イベントとかは直前に決まることが多いので、3日前に決まって当日宣伝のビラ配ったり(笑)それはすごいな(笑)イベントと言えばBoyz II Menのパーティーもやったりしましたよね?まだオーガナイズを始めたばかりの話ですけど、リクエストを受けてリリースパーティーをやりました。でもこれも時間がなさすぎて大変でした。普通の人だったら受けないんだろうなっていうのを僕は受けちゃうんですよね(笑)いろんな人に助けられてなんとかできてますけど、最近はあんまり企業がイベントに協賛しなくなった気がする。

音楽シーンのイベントに関して、スポンサーがつきにくいイメージがある。特に深夜帯ってことになると。そうそう。なかなか企業もドッカンってお金を出さない。そういうのもあって、ちょっと宣伝みたいになっちゃうんですけど、僕の新しいプラットホームは、企業と何のスポンサーもなくやってる人たちの間というか。一人5000円でも支援する人が多かったら、お金が集まるじゃないですか。小さいものでもたくさん集まるとみんなハッピーになれるだろうなって。ものを買う感覚で支援していくような。そういう感覚です。オリジナルで作ってもらって、グッズというよりはファッションという感覚で買ってもらいたいなと。別にそれが誰のTシャツかわからなくても、単純に「このデザインかっこいいじゃん」みたいな。それもプロモーションになるし、いいじゃないですか。

アーティストのファンの場合、コンサートだったりイベントだったりに足を運べれば一番のサポートになると思っていて。ただ、例えば場所とか時間的にイベントには行けないけど、その人のやっていることをサポートしたいってなっても、今の所それ以外に方法がないんですよ。でもFACTRYだったらどこに住んでてもサポートができるんです。




業界全体を大きくしたらみんなハッピーになれる


なるほどですね。新しい形でサポートができるんだ。最後に今後の展開や夢などをお願いします!今後の展開は、同じことになっちゃうな(笑)
とにかく自分のサービスを作りたいなって。今まで基本的には請け負ってすることが多かったので、なかなか好きにはできないじゃないですか。でも自分の会社で自分のサービスなので、失敗もあるかもしれないんですけど、悔いなく自分の思った通りにできる。

スタートアップっていう形でやるんですけど、要は小さく始めて、できるだけ早く成長していこうっていう。日本ってまだまだ起業する人も少ないじゃないですか。そこをチャレンジしたいなって。もともと、クラブのアプリを作ろうとか、実は結構試行錯誤をしていて、辿り着いたのがFACTRYなんですけど。いろんな新しいサービスを作りたいですね。

で、将来の夢。すごいたくさんあるんですけど、最終的には自分のクラブをやりたいっていうのがありますね。あとはバスケのチームも持ちたい。今オリンピックを控えバスケも大きくなってきてますけど、まだまだですね。クラブもまだまだマーケットがすごく小さいので、ちょっと限界を感じた部分もあって。だったらマーケットがもっと大きくなるように、別の形でサポートできることをしたいなって考えたんですよ。

他の店との競争とかではなくて、業界全体を大きくしたらみんなハッピーになれる。で、プラットフォームは土台なので。この上でチームを作ってくださいみたいな。そこでまずちゃんとお金を稼いで、稼いだお金で店をやり、バスケチームを持ったりしたいですね。
とても刺激のある内容でしたね。これからも僕は応援していきます!ありがとうございました!ありがとうございました。

ライター

ローカルデータ編集部

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