2017.10.29

【インタビュー】大御所から若手までが出演!祝10周年の下北沢ライブバー「BAR? CCO」松澤登さんインタビュー

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音楽が特徴のひとつでもある下北沢。南口のピュアロードにある「BAR? CCO」は、アコースティック中心のライブバーとして2007年にオープンし、今年10周年を迎えました。6月から新しく店長を務める松澤登さんは、ロックバンド「Number the.(ナンバーザ.)」のベーシストとしてもご活躍されています。

今回は松澤さんにこれまでの経緯やお店のこと、今の下北沢について感じていることなど、お話をうかがいました!



▲お店の場所は古着屋「CHICAGO 下北沢店」の隣。地下へ続く階段を降りると「BAR? CCO」に。





店長を任される前から長く関わっていた場所


──CCOさんは長いんですよね?歴史をざっくりと教えていただけますか?

僕が任されたのは今年からなんですよ。で、お店自体は6月6日からオープンしていまして、ちょうど10周年です。最初はワインと食事メインの店で始まったんですけども、だんだんライブをする頻度が多くなっていって。


──あ、ライブは後からついてきたんですか?

もともとステージも作っていましたので、ライブもできるっていうのが一つのコンセプトだったんですけども。今はほとんど毎日やってるよっていう感じですね。


──松澤さんは通われてたんですか?

はい。まさに僕6月5日が誕生日で。プレオープンの日にここで何かやれって言われたり(笑)あとは誕生日をお祝いしていただいたりとかも。ここがオープンするくらいからライブをやらせていただいたりとか、普通に飲みに来たりとか。ずっと関わっている感じです。


──店長になった経緯と、それまでというのは?

スタジオの店長をやっていたんですけども、昨年の12月でそちらが閉店して。会社を辞めて6月から入社しました。たまたまなんですけど、ここで10年間やった店長さんが独立するというので任命されました。



▲FujiRock2017での「Number the.(ナンバーザ.)」のライブ。

ベーシストとしての顔


──普段はベーシストとしてもご活躍されてるんですよね?

そうですね。そんなに活動はしてないですけど(笑)細々と続けております。


──音楽はもうずっと続けていらっしゃるんですか?

東京出てきたのはその為だったので。


──ご出身はどちらですか?

長野県の諏訪市です。上京してアルバイトをしながらずっと音楽をやっていて。


──ベース以外は弾かれるんですか?

人前で弾けるのはベースぐらいなんですけども、あとはギターをちょっと弾いたりとか。ベースって一人で弾いててもあんまり面白くないんですよ。あと昔からチェロが好きで、始めました。


──いいですよね、チェロって。

なかなか人前では弾けないんですけど。


──ご自分でも買われたんですか?

はい。持ってます(笑)





──へぇ〜!!そもそもベースを選んだ理由って何だったんですか?

中学の頃の話なんですけど、もともとギターをやりたくてギターを頑張って練習していたんですけども、クラスにもっと上手い子がいまして。で、バンドやろうってなったんですけど、必然的に「じゃあお前ベース」っていうことに(笑)一番の屈辱的な理由で(笑)そこからずっとベースを弾いていますね。


──普段何をされているんですか?趣味が音楽にもなっているんでしょうけども。

練習嫌いなので(笑)テレビを観たり。


──楽器屋さんに行かれたりもするんですか?

最近はあんまり行かなくなりましたねぇ。昔は楽器屋さんも大好きでしたし。結構自作で楽器を作ったりもしていまして。その時期は部品を買いに秋葉原に行ったりとか、ずっとこもって作ってたりしました。


──楽器って秋葉原なんだ。

もうね、今は通販で買えちゃうんですよ。昔は探すのも楽しかったりした。パーツや工具とか売ってる一角があるので、そういうところに結構行ってましたね。





▲セッションにお邪魔してベーシストとしての顔もみせていただけました。

カルチャーが変わりながら続く下北沢


──松澤さんは下北自体長いんですか?

そうですね。割とずーっといます(笑)


──下北の印象ってどうですか?

もう結構変わってきてはいると思うんですよね。音楽と演劇の街って言われて、クローズアップされた時期ってあると思うんですけど、下北文化みたいな。それからだいぶ元気なくなっちゃったかなっていう部分もあったんですけど。
最近はまたちょっとアコースティックのお店が増えていて、そういった部分ではまた違う文化と言いますか。若い子たちが結構頑張ってる気がする。音楽の街みたいにまだ根強く続けられているのはそういったところがあるからかもしれないですね。
あと気づいたらカレーの街になっていて(笑)


──そうですよね(笑)

そんなにカレー屋さんあったっけ?って思って(笑)


──お住まいも近くなんですか?

だいたい歩いて来れるところには住んでますね。


──ローカルデータは人を深掘りするというのと地域のことが2大テーマで。是非住んでいる方にお話を伺いたいんですけど、住みやすいですか?

僕ずっと下北の周りにいて。例えば笹塚の方の大原とか池ノ上とか、東北沢とかを転々としていまして。いつかなぁ、10年くらい前かな。やっと念願の下北沢に住めたんですよ。


──念願だったんですね。

はい。最寄駅どこ?って聞かれた時に下北沢って言えるようなところに住んでいたんですけども、逆にジャージで外出れないとか(笑)



──あ〜!なるほど〜。

職場も下北だったので、あんまりウロウロしたくないとか(笑)その時正直、住む街ではないのかなっていう気はしました。


──仕事場もだとね。ちょっとオンオフ分けたいっていうことですよね。

そうですね。そのぐらいがいいなと思って。


──あとは利便性ですか?やっぱり。

仕事柄夜中に帰ることも多いので、歩いて通えるところに住むっていう感じ。前の職場も下北でしたし。…っていう理由をかこつけてですね(笑)本当は飲んでも歩いて帰れるっていうことで(笑)


BAR? CCOのスタイル


──こちらはオープン当時から音楽を聴きながらお食事するっていうスタイルで?

入る時にチャージがかかってしまうので、食事だけ目的の方っていうのはほとんどいないんですけども。ライブ目的で来ていただいたお客さんに、ゆっくり食事をしていただけるっていう感じですね。


──あ、そういう感じですよねぇ。

ちゃんと椅子がある席に座っていただいて。飲んだり食べたりしていただくっていうのが割とコンセプトで作ったお店。…だそうです。他人事(笑)


──あはは!(笑)でも店長をバトンタッチして、松澤さんが今後こうして行きたいっていうのは何かあるんですか?

ちょっと引き継ぎも急だったので、まだ自分がこうしたいっていうよりかはお店をどういう風にまわしていたのかとか、そこに食いさがるので精一杯だったところもあるんですけども。やっと3、4ヶ月経ったので、自分でこうしていきたいっていうのも出していけたらいいな、とちょうど思っていたところです。


──で、何かあるんですか?

考え中です(笑)内緒です(笑)


──ははは(笑)今後進化していくっていうことで、乞うご期待で。

何か新しいことをやりたいですね、せっかく任されたので。オーナーと相談してですけども、どんどんアイディアを出してほしいとは言われていますね。



▲タコ焼きライブの様子。


──音楽以外のイベントってあるんですか?

トークショーくらいでしょうかね。その辺も何かやっていけたらいいなと思っています。
特に僕は楽器がすごい好きなので、例えばここで楽器の品評会じゃないですけど比べてみたりとか。オタクな人が集まって(笑)


──コアな(笑)

はい(笑)聴き比べとかやってみたら面白いんじゃないかな、とかちょっと思ってるんですけど。


──楽器っていうのはベースだけに留まらず?

何でもいいですよ。高い何年製のギターと、安いギターを聴き比べるとか。それこそyoutuberの知り合いがいるので、そういった形で何かやったら面白いかなぁと。内緒ですって言いながら全部言っちゃってますね(笑)


お酒に合うお料理を


──お店の空間としての特徴はやっぱり聴きながらお食事ができるとか、ゆったりしたっていうことがあるじゃないですか。食べ物とか飲み物のでおすすめ的なものってあります?

そうですね。飲み物で言うとワインは割としっかりしたものを取り揃えています。あと自家製のサングリアがありまして、それは結構人気がありますね。料理は割と本格的と言いますか。しっかりとしたものを揃えています。


──例えばイタリアンとかのくくりがあるわけではなく、創作していく感じですか?

割と自由に。お酒に合う感じのものがどんどん増えていったら、今の感じになったというか。


▲おすすめメニューの「焼きカレー」。


▲新メニュー「タコとマッシュルームのアヒージョ」。ワインにピッタリなんだそうですよ。


──松澤さんはお料理も作られてたりするんですか?それとも運営の方がメイン?

まだそんなにがっつり厨房には入っていないんですけど、もっと慣れたらどんどんやっていかないとですね。カウンターに立ってドリンクを作ったりはしますけど。
今やってることはライブのブッキングです。何人かでここのライブの出演の方をブッキングして。


──そういったブッキングっていうのは、自分で探していくんですね。

とにかくツテを当たったりとか(笑)ミュージシャンの端くれだったので、そういった関係の繋がりもありますし。あとはもともとずっとここに出られている方に連絡してみたりとか。


──他のライブハウスにも行って発掘もされたりするんですか?

夜どうしてもここにいないといけないので。なかなかそういう、他所に行ってというのはあまりできないんですけども。メールで出演したいんですけどっていう形で来られる方はいらっしゃるんですけども、全然関係のない方にこちらから営業してっていうのは今のところほぼないですかね。本当はしていかなければいけないんでしょうけど。




若い人が憧れる場所にしたい


──割と同じ方がローテーションでまわってる感じなんですか?

いえ、そんなことはないですよ。ローテーションでまわっている方からまた紹介していただいたりとか、一緒に出たいって形でご紹介いただいたり。


──下北は本当にちょっと歩けばミュージシャンに当たる感じですよね(笑)

あはは(笑)


──繋がりが。誰かには繋がるって感じがするんですが。

僕なんかはまだそんなに知り合いいない方ですから。もっとすごい方いらっしゃいますし。


──お客さんって、やっぱり出演される方によってガラッと変わったりするんですか?

そうですね。全然違います。


──ブッキングする基準、出演してもらう人の基準みたいなのってなにかあるんですか?

僕を含めて今ブッキングをやってくれているのが5、6人。うちのスタッフも皆やってくれてるので。一人ひとり違うとは思いますね。


──お店的にこういうっていうジャンルは特に設けてはいないんですね。

若い人にももちろん出ていただきたいんですけども、結構うち大御所さんに出ていただいていますので、そういうところはちょっと追っていけたらなと思いますね。僕の個人的な意見になっちゃうんですけども。若い人が憧れる場所にしたいですね。ここのお店は憧れてるミュージシャンが出てる場所だから出てみたいって言われるようなお店にはしたいなぁとは思ってます。



理想とするBAR? CCOの形


──新規でパッと来るお店じゃなかったりするのかなって。やっぱりそのミュージシャンありきで来るというか。今後のCCOさんとしてアピールしておきたいことっていうのは?

そうですね。ライブを観に来るお客さんは、例えばミュージシャン目当てで来ると思うんです。うちだけではないところでもライブを観るとも思うんですけど、「あ、ここのお店は観やすい」とか、「ここのお店のメニューが美味しいから」、「この人がライブやる時はまたCCOでやる時に観に行きたい」とか。なんでもいいんですけど。
お客さんの方からCCOでどうかやってくれって、ミュージシャンの方に逆にリクエストが出るくらいになったらそれは嬉しいですね。理想です。

本当はもっと言うと、「CCO行ってみたいな。今日誰が出てるんだろう。あ、この人わからないけどちょっと行ってみようかな」とか。本当はそこまでいけたらベストですね。そういうライブやってる飲食店って本当はそうでなくてはいけないというか。理想はそうですからね、お店にお客さんがいて。


──そこでミュージシャンを知るという。

はい。


──流れが逆になればいいなっていうことですよね。

そうです。海外はそうで、日本は違うからって言ってる方もいっぱいいらっしゃるけど。やっぱりそうであったらいいですよね。


──で、そこを目指したいと、うたっちゃっていいですか?

………(笑)


──あはは!無言って(笑)

そうなればいいなぁ(笑)そんなに音楽に興味がなくて、ライブに行ったことないっていう人でも。


──いきなりスタンディングとかに行っちゃうよりは、ゆったりした空間があってっていうほうが落ち着きません?安心するというか。

はい。たまには音楽聴きながら食べられるところでも行ってみる?ぐらいな感じで来られる方がもし増えるのなら、それは嬉しいですね。
とにかくいいライブされる方をどんどん増やしていきたいっていうのと、さっき言ったようにライブ以外で面白いイベントをちょっと考えていて。ライブはちょっとという方でもき来やすいようなスペースにはしていきたいなと思います。




インタビュー・構成:ミズカ、写真:もんとみ(一部提供画像)



  • 【BAR? CCO ライブ予定】


  • ◆11/11(sat)

    “恩賀周平 Solo ワンマンLive ” Silver Lining ” 2017”
    出演:恩賀周平 ( electro 53 )

    OPEN 19:00/START 20:00
    CHARGE ¥3,000-(+2drink¥1,000-)

    ◆11/24(fri)

    “Dance&Voice”
    出演:アフリカンボレロ/TAKEUCHI SHINGO with 松下ぱなお /長谷川ぱせり

    OPEN 19:00/START 20:00
    前売¥2,000-/当日¥2,500-(+2drink¥1,000-)

    ◆12/3(sun)

    「下山淳ソロLIVE」
    出演:下山淳

    OPEN 18:00/START 19:00
    CHARGE:前売り¥3,000-/当日¥3,500-(2drink ¥1,000-別途)

    ◆12/13(wed)

    ray of ray records presents『 Rendez-vous Ⅳ』

    出演:篠原信夫(THE BLONDIE PLASTIC WAGON) / 井上鉄平(BAZRA) / 大澤拓也(ex.CANNABIS)

    OPEN 19:00 /START 19:30
    CHARGE 前売 ¥2,000 / 当日 ¥2,500(+2DRINK ¥1,000)

    ◆12/17(sun)

    『公私混同ナイト』
    出演:ハッチハッチェル
    ゲスト:未定

    OPEN :19:00/START 20:00
    CHARGE:前売¥2,500-/当日¥3,000-(+2drink¥1,000-)

    ◆12/24(日)

    Merry Christmas!川上次郎大いに歌う!
    出演:川上次郎 (from KUSUKUSU)

    OPEN 19:30 /START 20:00
    前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500(+2DRINK ¥1,000)

    *各イベントでご予約先が違います。
    CCOホームページでご確認の上、ご予約お願い致します。











    下北沢のライブバー「BAR? CCO」の店内。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

    ライター

    ローカルデータ編集部

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